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2017-06-12

BAD

BADはbranch atheromatous disease の略で邦名は分枝粥腫型梗塞
穿通枝入口部で生じた微小アテロームによる閉塞に起因した梗塞
複数のスライスに渡って梗塞が縦に広がる(3スライス以上が目安
  • 治療抵抗性で片麻痺が継時的に増悪することが少なくない
  • 治療法は未確立(アテローム血栓症に準ずることが多い)
  • その頻度は欧米と比較して本邦で高いと考えられている

米国の神経内科医Caplan LRが1989年に提唱した観念 ⇒ Neurology. 1989;39:1246-50
現時点ではラクナ梗塞とアテローム血栓症の中間のような病態と捉えられている

(投稿者 川崎)

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