このブログを検索

2017-07-20

失語

大脳半球の言語領域の損傷によって生じた言語を使用する能力の障害
  • ブローカ野の障害⇒運動性失語=言葉を理解できるが文法的に複雑な文章が作れない
  • ウェルニッケ野の障害⇒感覚性失語=言葉を理解できず発語は流暢だが無意味な内容

ブローカ野とウェルニッケ野を共に含む全失語や両者の連絡が絶たれた伝導失語の病態もある



(Public domain)

※言語領域は右利きでは左半球95〜96%,右半球4〜5%にあり,左利きでは左半球61〜70%,右半球15〜19%,両半球15〜20%にある(紀要 2000;19:119-124

(投稿者 川崎)

1 件のコメント:

  1. 先日,意識障害でERに搬入された方が,実はと感覚性失語であったことが判明しました.意識障害では通常,GCS: Glasgow Coma ScaleのEVMがすべて低下しますが,本例では主にVのみの低下でした.

    返信削除