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2017-07-17

フルニエ壊疽 Fournier's gangrene

陰部や肛門周囲に生じた壊疽性筋膜炎
壊疽の進行が早く(最悪1時間に1インチ),予後不良(死亡率40%)


原因 肛門周囲膿瘍,尿路感染,外傷,医原性など
症状 発赤,腫脹,発熱,疼痛,水疱,出血,壊死,ショックほか
細菌 好気と嫌気の混合感染が多い(特に溶血性レンサ球菌を含む)
危険 糖尿病,免疫低下,長期臥床の高齢者,担癌,アルコール性肝障害他
治療 早期の外科的デブリードマン+広域の抗菌薬,高気圧酸素治療

名称はフランスの性病科医Jean Alfred Fournier(1832~1914)による5例の報告(1883年)に由来

(投稿者 川崎)

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