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2017-07-31

Trousseau症候群 トルーソー症候群

悪性腫瘍に伴う血液凝固亢進により血栓症を生じた病態で腫瘍随伴症候群の一つ
狭義では悪性腫瘍に伴い生じた血栓性静脈炎あるいは脳卒中(※トルソーとも呼ぶ)

仏医師 Armand Trousseau が報告した癌と血栓性静脈炎の関連に由来
 (Clinique Médicale de l'Hotel-Dieu de Paris. Vol.3. 2nd ed. 1865:654–712)
発表2年後の1867年にTrousseau自身も胃癌による同症候群を発症し死亡

治療
原疾患の治療+ヘパリン(必要なら慢性期はヘパリンカルシウムの皮下注)
ワルファリンも用いられれるが効果が少し不確実(将来的にはNOACに期待)

(投稿者 川崎)

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