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2017-08-30

Ogilvie syndrome オギルビー症候群

機械的閉塞機転がなく大腸が急速に拡張する疾患(概ね10cm以上)
別名は急性大腸偽性腸閉塞症で中毒性巨大結腸症とは異なる病態
英国の外科医William H. Ogilvieが1948年に報告(Br Med J. 1948;2:671-3

(By Milliways - Own work, CC BY-SA 3.0)

  • 原因 不明(自律神経異常?) 様々な全身疾患に併発,特に術後に続発
  • 症状 腹部膨満感,腹痛 (排ガスはある程度保たれる点に注意)
  • 治療 脱水補正,ネオスチグミン,内視鏡的減圧(←中毒性巨大結腸症では禁忌)
  • 予後 原疾患に大きく依存(盲腸穿孔時の死亡率は50%)

中毒性巨大結腸症やHirschsprung病との鑑別はコチラへ ⇒ 巨大結腸症:横浜市立大学附属病院

(投稿者 川崎)

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