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2017-12-06

心拍数と心臓自律神経

心臓は自律神経で常にコントロールされている
  • 交感神経=アクセル ➜ 心拍数増加
  • 迷走神経(副交感神経)=ブレーキ ➜ 心拍数減少

運動に対する心臓自律神経の反応と心拍数
1.安静時:交感神経より迷走神経が優位(常にブレーキオン)
2.運動中:
  • 開始直後に迷走神経の速やかな活動低下 (ブレーキオフ)➜ 心拍数の速やかな上昇
  • 少し遅れて交感神経の活動亢進(アクセルオン) ➜ 心拍数のさらなる上昇
3.運動後:交感神経と迷走神経の活動が緩やかに定常状態へ回復


移植心では心臓自律神経のコントロールが消失する
  • 安静時の心拍数上昇(ブレーキオフがないため)
  • 運動開始後の心拍数上昇が遅延(副腎髄質から分泌されるアドレナリン依存)

Circulation. 1989;79:76-82/移植心では心拍数の揺らぎ消失にも注目)

※ただし移植心の心臓自律神経はゆっくりではあるが再生すると思われる(J Cardiol. 2012;59:220-4

(投稿者 川崎)

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