このブログを検索

2019-09-23

バウムテスト Baum test

  • 1949年にスイスの心理学者コッホが考案(ドイツ語で刊行し1952年に英語版の訳書)
  • バウム(ドイツ語 Baum=木)の描写から,その絵に隠された心情や深層意識を判定する
  • 臨床現場でしばしば使用される心理検査の一つ(他にロールシャッハテストなどがある)
  • 英語での表記は Tree test,Tree-Drawing Test (TDT),Koch's Baum Test,Koch test など

方法
  • 被検者にA4の白紙と4Bの鉛筆、消しゴムを渡す
  • 被検者に「実のなる木を描いて下さい」と指示

解釈
  1. 空間象徴:樹木の配置 ➜ 社会での自らの位置付けと対人関係の場でのあり方を推測
  2. 形態分析:樹木の形 ➜ 年齢段階に従って分析する(発達とともに形態が変化してくる)
  3. 動態分析:鉛筆の動き ➜ 同じ形態の樹木でも,鉛筆の動きから性格を推測可能である



(投稿者 川崎)

0 件のコメント:

コメントを投稿