このブログを検索

2019-10-21

輸血に伴う予測値の計算

予測上昇Hb値(g/dl)=投与Hb量(g)/循環血液量(dl)
循環血液量:70 ml/kg〔→循環血液量(dl)=体重(kg)×70 ml/kg/100〕
〔例〕体重50 kgの成人(循環血液量35 dl)にRBC-LR-2(Hb量=26.5 g×2=53 g)投与することにより, Hb値は約1.5 g/dl上昇することになる.

予測上昇凝固因子活性値(%)=新鮮凍結血漿の投与量(ml)×血中回収率(%)/循環血漿量(ml)
循環血漿量:40 ml/kg〔70 ml/kg×(1-Ht/100)〕

血小板輸血直後の予測血小板増加数(/μl)=輸血血小板総数/循環血液量(ml)×10³ × 2/3
循環血液量:70 ml/kg
〔例〕体重50kgの成人(循環血液量3500ml)に照射血小板濃厚液5単位(1.0×10¹¹個以上の血小板を含有)を投与すると, 直後には輸血前の血小板数より19000/μl以上増加することが見込まれる.

(投稿者 田嶋)

0 件のコメント:

コメントを投稿