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2021-07-13

重大有害事象発生:レベル4

😮 インシデント
  • 日常診療の現場で、“ヒヤリ”としたり、“ハッ”としたりした経験を有する事例を指し、実際には患者へ傷害を及ぼすことはほとんどなかったが、医療有害事象へ発展する可能性を有していた潜在的事例をいう。

😱 アクシデント
  • 防止可能なものか、過失によるものかにかかわらず、医療に関わる場所で、医療の過程において、不適切な医療行為(必要な医療行為がなされなかった場合を含む。)が、結果として患者へ意図しない傷害を生じ、その経過が一定程度以上の影響を与えた事象をいう。


影響レベル 傷害の継続性 傷害の程度 内容
インシデント 0 エラーや医薬品・医療器具の不具合が見られたが、患者には実施されなかった
1 なし 実害なし 何らかの影響を及ばした可能性はあるが、実害はなかった
2 一過性 軽度 処置や治療は行わなかった(バイタルサインの軽度変化、観察の強化、安全確認の検査などの必要性は生じた)
3a 一過性 中程度 簡単な処置や治療を要した(消毒、湿布、皮膚の縫合、鎮痛剤の投与など)
アクシデント 3b 一過性 高度 濃厚な処置や治療を要した(バイタルサインの高度変化、人工呼吸器の装着、手術、入院日数の延長、外来患者の入院、骨折など)
4 永続的 軽度~高度 永続的な障害や後遺症が残存(有意な機能障害や美容上の問題は伴わない場合、伴う場合の両者を含む)
5 死亡 死亡(現疾患の自然経過によるものを除く)
(バリエーションあり/上表は独立行政法人 地域医療機能推進機構 医療安全管理指針より)

医療事故 合併症
(投稿者 川崎)

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