このブログを検索

2021-09-13

メキシレチンについて

副作用の概要

頻脈性不整脈(心室性)を対象とした調査症例6328例中、副作用が報告されたのは605例(9.56%)であった。また、糖尿病性神経障害を対象とした調査症例3673例中、副作用が報告されたのは279例(7.60%)であった。

重大な副作用

  1. 中毒性表皮壊死症(Lyell症候群):頻度不明、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群):0.1%未満、紅皮症:0.1%未満
  2. 過敏症症候群:頻度不明
  3. 心室頻拍:0.1%未満、房室ブロック:頻度不明
  4. 腎不全:頻度不明
  5. 幻覚:頻度不明、錯乱:頻度不明
  6. 肝機能障害:0.1~5%未満、黄疸:0.1%未満
  7. 間質性肺炎:頻度不明、好酸球性肺炎:頻度不明
  類薬:心停止、心室細動、失神、洞房ブロック、徐脈

その他の副作用
代謝
肝で85%が非活性代謝物になる。CYP1A2によって2位、p位が水酸化され、CYP2D6によって2位、p位、m位が水酸化される。

(投稿者 小森)

0 件のコメント:

コメントを投稿