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2021-09-24

竹筎温胆湯

去痰・解鬱・抗炎症・健脾(胃腸機能を高める)の作用があり、臨床では、感冒・インフルエンザ・気管支炎・肺炎などで、咳・黄痰が残っている場合に用いられる。また、COPD・肺気腫・気管支拡張症など呼吸器に慢性炎症をもっている人が風邪を引いたときにもよいとされる。

効能又は効果
インフルエンザ、風邪、肺炎などの回復期に熱が長びいたり、また平熱になっても、気分がさっぱりせず、せきや痰が多くて安眠が出来ないもの

使用目標=証
比較的体力の低下した人で、感冒などで発熱が長びき、あるいは解熱後、咳が出て痰が多く、不眠を訴える場合に用いる。
1)精神不安、心悸亢進などを伴う場合。
2)季肋下部に軽度の抵抗・圧痛を認める場合(胸脇苦満)。

構成生薬と薬能
チクジョ:熱を冷ます(清熱)
バクモンドウ:肺を潤す(滋陰)
キキョウ、ハンゲ、チンピ:止咳・去痰
オウレン:熱を冷ます(清熱・鎮静
ブクリョウ:気を補う(安神・補気)
ニンジン、カンゾウ、ショウキョウ:気を補い、胃腸機能を高める(補気)
サイコ、キジツ、コウブシ:肝の失調を整える(疏肝・清熱)

(投稿者 小森)

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