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2021-10-04

リンパ節転移の新しい診断法: OSNA オスナー

  • OSNA=One-Step Nucleic acid Amplification=一つの工程で行う直接遺伝子増幅技術のこと
  • 確認:センチネル(見張り役)リンパ節=癌細胞が原発から遊離し最初に到達するリンパ節
  • 従来はセンチネルリンパ節生検(通常1から数個)の病理組織像から追加郭清の要否を決定
  • OSNA法では専用試薬でリンパ節を可溶化して,遠心分離後の上清から標的mRNAを検出する    
  • 専用の遺伝子増幅検出装置に遺伝子増幅試薬が自動で分注され高い簡便性を有す(下図参照)
  • 結果は標的mRNA量に応じてリンパ節転移を陰性(-)/ 陽性(+、++) などと定性判定
  • 大阪警察病院の病理医である辻本正彦先生らが開発した(Clin Cancer Res 2007;13:4807-16
  • 適応は画像診断でリンパ節転移が明らかでない乳癌,胃癌,大腸癌,非小細胞肺癌(2,400点)


OSNA オスナー 法の概略

(投稿者 川崎)

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