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2023-07-08

Geographic tongue 地図状舌

  • 概略 原因不明の口腔内の良性慢性再発性炎症性疾患
  • 初報 1831年に Rayer が移動する舌の発赤として報告
  • 経過 病変が数日~週間持続し消失,別の場所に出現
  • 部位 通常舌側面と背面(唇や頬粘膜,口腔底もあり)
  • 疫学 小児期に発症(約1%~2.5%)で最多は20歳代
  • 電顕 紅斑部下の状乳頭の消失+舌白部下の壊死細胞
  • 症状 無症状~灼熱感,味覚障害,熱や酸の過敏など
  • 治療 無症状なら通常不要(口腔衛生かつ刺激物回避)
  • 鑑別 紅板症,扁平苔癬,カンジダ症,口内炎,白板 


 37歳女性の地理的舌(灼熱感は6ヵ月後に消失)

👅 に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

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