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2025-03-29

レフェトフ症候群  Refetoff syndrome

  • 概要 甲状腺ホルモンに対する標的臓器の反応性が減弱した病態
  • 原因 主に甲状腺ホルモン受容体βの異常(常染色体顕性遺伝)
  • 命名 米国の小児科医 Samuel Refetoff らが1967年に報告(論文
  • 疫学 日本では100名未満:大部分が家族性で散発例は10~15%
  • 症状 甲状腺腫と軽度の頻脈以外の症状を示さない症例が多い
  • 契機 FT4とFT3の上昇にもかかわらずTSHが上昇または正常内
  • 診断 TRH負荷試験では正常反応でT3抑制試験ではTSHの抑制
  • 治療 甲状腺ホルモンの高値で代償され治療不要な症例が多い
  • 予後 頻脈のある患者は注意(心房細動で若年脳梗塞の報告有)

参考)難病情報センター,他

- 甲状腺ホルモン不応症の31歳女性 -

👉 甲状腺に関するの過去の投稿は コチラ

(投稿者 川崎)

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