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2016-07-02

項部硬直

仰臥位で頭部を持ちあげると抵抗がある所見.髄膜刺激時(髄膜炎やクモ膜下出血など)を生じたときに出現するサイン.

問題点 感覚的な所見で客観性に欠ける.例えばパーキンソンでも硬くなる.

ポイント 頭部を左右に動かしても抵抗はなく,前屈のみで出現する.ケルニッヒ徴候やジョルト・サインと組み合わせて判断する.首を自発的に前屈して顎が胸につくか否かも参考になる(neck flexion test).

おまけ 「けいぶ(頚部/頸部)」硬直ではなくて「こうぶ(項部)」硬直


(投稿者 川崎)

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