このブログを検索

2016-11-04

カンピロバクター感染症

グラム染色では陰性桿菌に分類される.
らせん状にねじれてた独特の形態であるが,とても細いためグラム染色で判断することは容易ではない.
便培養から本菌を分離することが最も確実な診断方法であるが結果が判明するまでに数日間を要する.

(電子顕微鏡像 国立感染症情報センター

多くは自然治癒するため特別治療を必要とせず,予後も良好である.重篤な状態ではマクロライド系薬剤が推奨される.ニューキノロンには耐性菌が少なくなく,セフェム系対しては多くが自然耐性を示す.

(投稿者 川崎)

0 件のコメント:

コメントを投稿