現実的には、ペニシリンアレルギーがある場合、それがアナフィラキシーのような重篤なものであれば、セフェム系抗菌薬は避けた方が良い。もし軽いアレルギー症状であれば、どうしてもセフェム系の薬が必要な場合は、標準投与量の100分の1から投与を始めて、1時間ごとに次は10分の1、そして最終的に全量を投与して反応をみるというgraded challengeも検討する。
ちなみに、術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドラインでは、β-ラクタム薬のアレルギーがある場合の予防抗菌薬の選択として、手術の創クラス別で代替薬が提示されている。
興味のある方 → コチラ (P10の表3)
(投稿者 小森)
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