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2017-09-22

腎機能低下時の初期投与量の決定

Giusti-Hayton法を利用することができる(読み方はおそらくジュスティ-ヘイトン)
Giusti DL and Hayton WL. Drug Intel Clin Pharm 1973;7:382–387

使い方
投与補正係数(R)=1ー尿中未変化体排泄率×(1ー当該症例のCCr/120)
  • 投与間隔はそのままで1回投与量を減量するなら常用量をR倍にする
  • 1回投与量はそのままで投与間隔を延長するなら通常投与間隔を1/Rにする

具体例
CCr=20ml/minの症例にジギタリスを投与する場合
ジギタリス尿中未変化体排泄率=0.7 ⇒ R=0.42
  • 標準投与量0.125mg/日を0.42倍して0.05mg/日
  • あるいは24時間を0.42で割って57時間(2~3日に1回)

※本法は初期投与量の設定であり,その後に血中濃度を参考に容量調整が必要です

(投稿者 川崎)

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