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2018-09-11

wide QRS頻拍に対するブルガダ・アプローチ

スペイン人の医師Brugada Pらが開発(Circulation 1991;83:1649-59
もちろんブルガダ症候群を発見した有名なブルガダ三兄弟のひとりです

  1. 胸部誘導でRS(またはrS)波形なし
  2. 胸部誘導でRS(またはrS)波形がありR開始~S谷≧100msec
  3. 房室解離あり
  4. QRSの波形解析(少し複雑)

  • 上記のひとつでもあれば心室頻拍の感度98.7%,特異度96.5%
  • 特に所見1は分かりやすくてお薦めです(≒胸部誘導がすべてQ波
  • 所見1はwide QRS頻拍554例で心室頻拍の特異度100%,感度21%

実例

ブルガダ・アプローチの所見1があるため心室頻拍と即断できる

👶 じっくり勉強したい方 ➜ JPN J ELECTROCARDIOLOGY 2002;22:S2.5-25 (日本語)

(投稿者 川崎)

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