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2017-10-11

ブルガダ症候群/Brugada syndromeの診断

V1~V3誘導でタイプ1(coved型)ST上昇の場合
  • 以下の1つを認めれば診断
  1. 記録された多形性心室頻拍あるいは心室細動
  2. 家族歴に45歳以下の突然死
  3. 家族に典型的タイプ1の心電図を認める
  4. 多形性心室頻拍や心室細動が心臓電気生理学的検査によって誘発
  5. 失神や夜間の瀕死期呼吸の既往あり

V1~V3誘導でタイプ2(saddleback型)ST上昇の場合
  • 薬物負荷(ピルジカイニドやフレカイニドなど)でタイプ1に変化した場合のみ上記の診断基準を適応


タイプ1(coved型)ST上昇の例(松下心電塾 症例238 より)

タイプ2(saddleback型)ST上昇の例(松下心電塾 症例193 より)

(投稿者 川崎)

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