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2026-07-17

日本内科学会 第252回近畿地方会より

😀 個人的に気になった報告

演題12 失神精査で発作時心静止と診断した閉塞性肥大型心筋症の1例
  • 心疾患併存例の失神では心原性が疑われやすいが、てんかん発作に伴う発作時心静止(Ictal Asystole:IA)の可能性も念頭に置く必要がある。今回、閉塞性肥大型心筋症(HOCM)を背景とする失神に対し、脳波検査でIAを同定し、ペースメーカー(PM)留置を回避できた1例を報告する。今回の精査中、モニター心電図で心静止が記録され循環器内科でPM留置が予定された。しかし、脳波検査で右側頭部に進展を伴う律動性徐波と一致して心静止を認め、IAと診断した。協議の結果、PM留置は中止とし抗発作薬(ASM)を開始し、以降発作はなく経過している。

演題114 電子処方箋導入に苦慮した診療所の1例
  • オンライン資格確認の準備段階で光回線を電話通信用とは別に引く必要性を後になり知らされ工期が延び開院は1ヶ月遅れた。業者が用意したオンライン資格確認用のパソコンには診療報酬振込額明細ダウンロードに必要なExcelが入っていなかった。クライアント証明書とHPKIセカンド電子証明書の違いも当初は理解できなかった。クライアント証明書はパスワードとともにベンダーに渡すように指示されたが受取対応を拒否され混乱した。厚労省マニュアルにあるICカードリーダー購入は電子処方箋導入には不要であった。概算費用は顔認証リーダー16万円、オンライン資格確認導入40万円、電子カルテへのオンライン資格確認連携20万円および電子処方箋導入30万円などを要した。電子処方箋導入は補助金を申請したが2回取消となり断念した。

演題115 長期経過の神経性やせ症患者の死後画像
  • 【症例】72歳、女性【主訴】意識障害【経過】やせ願望があった。意識障害で救急搬送されてきた際の身体計測でBMIは11であった。各種問診から神経性やせ症と診断された。低血糖や電解質異常、たこつぼ型心筋症などの対処を要した。各科の協力のもとrefeeding症候群を予防しながら経腸栄養を続けたが、第19病日に死亡された。死後CTを最終生存確認から約2時間後に行い、脳溝、大動脈、左心房、右心房、肝門脈、両腎に散在するガス像を認めた。本症例は著明な代謝性アルカローシスに対する代償性の高PaCO2血症をきたしており、死亡前の採血ではCO2分圧が100torr以上ありそれが循環停止により気化して広範なガス像を形成した原因の可能性もあると考えられた。

💁 学会に関する過去の投稿 ➜ コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

(投稿者 川崎)

2026-06-19

Transtheoretical Model 行動変容ステージモデル

  • 行動変容理論で、5つのステージ(下図)と4つの要素(変容ステージ・変容プロセス・意思決定バランス・自己効力感)から構成される
  • 米国の心理学者であるJames O. ProchaskaとCarlo C. DiClementeが提唱(Psychotherapy: Theory, Research & Practice, 19, 276–88)
  • 批判:ステージの境界が恣意的・連続的である、介入研究での効果サイズが一貫しない、行動の社会的・環境的決定因子を軽視など

- 行動変容ステージモデル -

(投稿者 川崎)

2026-05-29

Waddell's Sign ワデル徴候

  • 腰痛患者で手術後の予後不良例を予想する方法。近年では心因性(あるいは不適切な非器質性腰痛)を検出するために用いられることが多い。
  • スコットランドの整形外科医 Gordon Waddell (1943–2017)が提唱した8つの臨床的身体所見から成る(Spine (Phila Pa 1976) . 1980;5:117-25)
  • 表在性圧痛、非解剖学的圧痛、軸方向荷重、寛骨臼回旋、注意散漫下肢挙上不一致、局所的な感覚障害、局所的な筋力低下、過剰反応から判定
  • 器質的な原因を排除するものではなく、レビューでは「詐病との関連性に関する主張を裏付ける証拠はほとんどない」という否定的意見もある。

参考)StatPearls [Internet].、他

Waddell's Signの実際

(投稿者 川崎)

2026-05-10

CAMキャム:Confusion Assessment Method

  • せん妄は危険行為や介護負担の増加に加え,死亡率や入院コストが上昇
  • CAMはこのせん妄を診断する簡便なツール(通常は下記の短縮版を使用)
  • 高い感度(94%) と特異度(89%)で、世界的に広く活用されている
  • 以下の①と②をともに満たし、③か④のどちらかがあればせん妄と診断
    • ① 急性発症と変動性の経過(Acute onset and fluctuating course)
    • ② 注意散漫(Inattention)
    • ③ 支離滅裂な思考(Disorganized thinking)
    • ④ 意識レベルの変化(Altered level of consciousness)



(投稿者 川崎)

2026-01-07

ボウルビィの愛着理論 Bowlby's Attachment Theory

  • イギリスの精神科医(John Bowlby:1907-1990)が提唱した理論(Attachment and Loss, Vol.1 London: Hogarth Press, 1969)
  • 乳児が生存し,健全な社会的・情緒的機能を発達させるためには,少なくとも一人の主要な養育者と親密な関係を築く必要があると仮定
  • ジョン・ボウルビィはアタッチメント理論のなかでアタッチメント行動の発達について4段階に分けて説明している(下記の箇条書き)

👶 アタッチメント行動
  • 第1段階:特定されない対象への定位・信号行動(生後3カ月頃まで)
  • 第2段階:識別された特定の対象への定位・信号行動(生後6ヵ月頃)
  • 第3段階:特定の対象への近接・接近する行動(生後6ヵ月〜3歳頃)
  • 第4段階:行動目標の修正と協調性の形成(3歳頃以降)

💁 各段階の行動の具体例
  • 定位 ➜ 養育者の姿を目で追ったり,声を聞こうとしたりする行動
  • 信号 ➜ 人に注意を向けて泣く,微笑するなど合図する行動
  • 接近 ➜ 吸う,しがみつく,後を追うなどの行動


(投稿者 川崎)

2025-12-29

ペプロウの看護理論

  • 看護を看護師と患者の人間関係プロセスとして捉えた問題解決志向の理論
  • アメリカの看護師かつ看護学者 Hildegard E. Peplau(1909-1999)が提唱
  • 精神力学的看護(相互に影響し合いながら共に学び成長)という側面も有
  • この理論には方向づけ・同一化・開拓利用・問題解決の4つの段階がある

    1. 方向づけ ➜ 見知らぬ者同士として出会い健康問題の解決に歩みだす
    2. 同一化 ➜ 患者は要求を満たしてくれそうな看護師を選択し反応する
    3. 開拓利用 ➜ 患者はサービスを最大限に利用しながら問題に対処する
    4. 問題解決 ➜ 患者問題が解決すると患者は看護師から独立し関係解除

参考)看護roo!,他

-うつ病の再発例:ペプロウ看護理論を用いた振り返り-

(投稿者 川崎)

2025-12-16

日本内科学会 第250回近畿地方会より

😀 個人的に気になった報告

演題68 腹筋の有痛性収縮にて発症したスティッフパーソン症候群の1例
  • 症例は50歳,男性.入院3か月前から腹筋が持続的に収縮するようになり, 緩徐に増悪し疼痛を伴うようになった.疼痛は臥位,特に前屈姿勢で軽度となるため,歩行困難となり入院となった.スティッフパーソン症候群(SPS)は自己免疫異常により中枢神経での抑制性神経伝達 (主に GABA) が低下しα運動ニューロンが抑制から解放されて症状を起こすと考えられている.異常な筋強直を呈する姿勢異常の鑑別疾患として本疾患を考慮する必要がある.

演題84 レフグレン症候群を契機に有症状化した潜在性甲状腺機能亢進症の1例
  • 症例は50代,女性.10日前から発熱と四肢の紅斑・関節痛を認め,精査加療目的に入院した.CTで両側肺門リンパ節腫脹(BHL)を認め,経気管支肺生検にて非乾酪性類上皮細胞肉芽腫を確認し,サルコイドーシスに矛盾しない所見であった.さらに両側下肢に結節性紅斑,関節痛,発熱を伴い,急性発症型であるレフグレン症候群(関節炎と結節性紅斑,両側肺門リンパ節腫脹を三主徴とする急性サルコイドーシスの一型)と診断した.サルコイドーシスと自己免疫性甲状腺疾患の合併は2%程度に報告されるが,橋本病が多く,バセドウ病は比較的稀である.

演題126 当院のランタン沈着症11例の検討
  • 炭酸ランタン(La)は透析患者の高リン血症に対する薬剤である.そのLaが消化管粘膜に沈着することで消化器症状を生じることや, プロトンポンプ阻害剤(PPI)を内服することでLaによるリンの吸着が低下することが近年注目されている.透析患者176 例のうち4年間で上部消化管内視鏡検査(EGD)を受けた134例を対象に,後方視的にランタン沈着症と考えられる白色微細顆粒状病変を認める患者において,EGD施行日までのLa総内服量とPPIの内服の有無について検討した.ランタン沈着症患者は11例で,発症までのLa総内服量の平均値は1952.8g(543.5-4021.5g)であった.

💁 学会に関する過去の投稿 ➜ コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

(投稿者 川崎)

2025-11-14

レム睡眠行動障害 REM sleep behavior disorder: RBD

  • レム睡眠中の夢に関連した寝言・異常行動で睡眠時随伴症の一つ
  • レム睡眠は睡眠状態の一つでREM (rapid eye movement) sleepの略
  • レム睡眠中は骨格筋は弛緩し休息しているが脳は活動し覚醒状態
  • 50~60代以上の男性に多く高齢者でのRBD有病率は0.38~0.5%
  • RBDでは抑制機構が障害され夢の中での行動が現実の行動となる
  • 大声で寝言や腕を上げ何かを探す,殴る・蹴るなど(下表参考)
  • 原因が明らかでない場合も多いが約半数には中枢神経の疾患あり
  • 特にパーキンソン病やレビー小体病,多系統萎縮症などで高頻度
  • 行動療法や寝室安全確保,必要時は抗けいれん薬(クロナゼパム)

参考)厚生労働省,ほか

- RBD高齢者の病院受診に至るまでの体験 -

(投稿者 川崎)

2025-09-28

マズローの欲求段階説 Maslow's hierarchy of needs

  • 人の欲求を5段階階層で理論化したもの(未証明)
  • 仮定:人間は自己実現に向かって絶えず成長する
  • アメリカの心理学者アブラハム・マズローが提唱
  • 別名は自己実現理論や自己実現論,欲求5段階説

    1. 自己実現の欲求 (Self-actualization)
    2. 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
    3. 所属と愛の欲求 (Love and belonging)
    4. 安全の欲求 (Safety needs)
    5. 生理的欲求 (Physiological needs)

参考)ウィキペディア,他

- マズローの基本的欲求の階層図 -

😑 おまけ
  • この5段階欲求を提唱したAbraham Harold Maslow (1908–1970) は,認知バイアスとして有名なマズローの金槌(Maslow's hammer)としても名を残しています.
  • マズローはユダヤ系ロシア人移民でニューヨーク・ブルックリンの貧困家庭に生まれました.アメリカ心理学会会長になり,心臓発作で亡くなったそうです(※).

(投稿者 川崎)

2025-09-27

社交不安障害 Social Anxiety Disorder(SAD)

  • 社交場面や対人面の恐れや不安などで日常生活に支障を生じた病態
  • DSM-IVでは社会恐怖の診断名に「社会不安障害(ASD)」が併記
  • (DSM=Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの略)
  • 社会恐怖は大うつ病性障害,アルコール依存に次ぎに多い精神疾患
  • 米国の18歳以上の約2万人の2.4%がSADでそのうち約70%が女性
  • アジア圏では台湾で0.4%,韓国では0.2–0.6%と欧米よりも低頻度
  • 頻度18–29歳13.6%,30–44歳14.3%,45–59歳12.4%,60歳~6.6%
  • 他の精神疾患の併存率も上昇し特にうつ病や自殺のリスクに要注意
  • わが国固有の対人恐怖症とほぼ同一疾患概念として捉えられている
  • 見逃されている精神疾患で診断と治療が十分には行き届いていない


- 対人恐怖観念とDSM-5 -

(投稿者 川崎)

2025-08-10

脆弱ぜいじゃくX症候群 Fragile X Syndrome 

  • 概要 脆弱X随伴振戦/失調症候群を伴うトリプレットリピート病のひとつ
  • 原因 X染色体長腕末端のFMR1遺伝子の3塩基(CGG)繰り返し配列の延長
  • 機序 神経細胞の核内に凝集体が形成され機能障害に至ると推測されている
  • 症状 男性は発達障害や重度の知的障害,自閉症スペクトラム(女性は軽度)
  • 関連 脆弱X症候群関連疾患は50歳~進行性の小脳失調やパーキンソンなど
  • 身体 細長い顔,大耳介,巨大睾丸,関節過伸展,扁平足、僧帽弁逸脱など
  • 治療 根本的な治療法を開発中(現時点では個々の病態に対する対症療法)
  • 予後 発症後は進行性(本邦は100人未満? 自閉症とされている例が多い?)

参考)難病情報センター,他

脆弱X症候群の顔面特徴(細長い顔,突出する耳と額)

(投稿者 川崎)

2025-07-16

呑気症 Aerophagia

  • 概略 過剰な空気の嚥下で消化管内に多量の空気が貯留
  • 分類 器質的な異常がない機能的疾患で消化器系心身症
  • 症状 頻回のげっぷや腹部の膨満感,排ガスの異常など
  • 別名 呑気症候群,空気嚥下症,噛みしめ呑気症候群他
  • 動体 胃や大腸に存在するガスの65~70%は嚥下による
  • 原因 早食,炭酸,クレンチング(噛みしめ),ストレス
  • 治療 関連因子除去,抗うつ薬,消泡薬,歯科調整など


- 呑気症の年齢性別と自覚症状 -

(投稿者 川崎)

2025-03-19

口腔内セネストパチー(口腔異常感症)

  • 奇異な表現で訴えられる,多彩で変動する口腔内の異物感や違和感である
  • 口腔内の不快感を訴えるが実際に異物はないと理解はしていることが多い
  • ネバネバ,ベタベタ,ヒリヒリ,乾燥,味覚異常,異物感,知覚過敏など
  • 精神科よりも歯科や耳鼻咽喉科など身体科を受診することが圧倒的に多い
  • 舌痛症(口腔灼熱症候群)と重複する症状も多く明瞭な分類が困難である
  • 訴えを傾聴し安易に否定しない/難治性で向精神薬等の有効率は50%以下
  • 全身に異常感覚が拡大する場合や,精神症状が強い場合は精神科と連携要
  • 特に高齢者では認知機能や精神状態、口腔癌など器質的疾患の確認を要す


(投稿者 川崎)

2024-11-30

背徳(性)症候群

  • 背徳 道徳に背くまたは人倫に反す行為や心のこと
  • 命名 反社会性人格障害で1853年に英国のPrichard
  • 解釈 脳の生来的な欠陥で道徳を守れない人(当時)
  • 現在 医学用語として定着せず(サイコパスに近い)


👉 精神科に関するの過去の投稿は コチラ(PC版なら右下欄から選択可能)

(投稿者 川崎)

2024-08-27

アレキシサイミア Alexithymia

  • 失感情症:自分の情動の状態を知ること (気づき) の障害
  • ハーバード大学医学部教授である Sifneos PE らが提唱 (※)
  • ギリシャ語の a (非),lexis (言葉),thymos (感情)の組合せ
  • 感情に言葉がない (no words for feeling) という意味の造語
  • 自分の気持ちや思いに注意を向けたり,話そうとはしない
  • 自分の生活状況や仕事環境は客観的に回りくどく説明口調
  • 「その時どんな気持ちでしたか?」の質問で会話が途絶える
  • 情動的な刺激で活動する“扁桃体”の反応低下が知られている
  • 類似語にアレキソミア (失体感症:内受容感覚の障害) あり
  • アレキソミアはアレキシサイミアにも繋がり心身症の一因


- 感情の構成論的な理解とアレキシサイミア・アレキソミア -

💁 感情に関する過去の投稿 ➜ コチラ(PC版なら右下欄からも選択可能)

(投稿者 川崎)

2024-07-19

GABAA受容体

  • GABAはγ -aminobutyric acid の略で成熟脳での主要な抑制性神経伝達物質
  • A受容体(Cl-イオンに選択性)とB受容体(K+上昇やCa2+低下など)に二分
  • A受容体はGABAが結合し神経細胞膜電位の過分極で活動電位発生を抑制する
  • アルコールやベンゾジアゼピン(BZP),propofol他はGABAA受容体に結合



🍫おまけ
  • GABAと言えばチョコレートです.実際にリラックス効果があり(検討1),睡眠の質や認知機能に良い影響を与える(検討2)様です.
  • GABAチョコレートを食する時に,GABAA受容体が作用する上記の機序を思い出してみてください.よりリラックスできるかも...😁

(投稿者 川崎)

2024-01-09

A10エーテン神経系

  • 中脳腹側被蓋野から大脳皮質に投射するドーパミン神経系
  • 腹側被蓋野(VTA)は中脳の一部でドパミン神経系の起始核
  • 他に側坐核や扁桃体,海馬へもドパミンを投射する(下図)
  • 一般に A10神経は報酬系に属し気持ちを良くし快感に誘う
  • 一方,側坐核より放出されるGABAはVTAの働きを抑制する


VTA (ventral tegmental area)=腹側被蓋野,prefrontal cortex=前頭前皮質,nucleus accumbens =側座核,hippocampus=海馬,substantia nigra=黒質,striatum=線条体 

💁 幸福に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

2024-01-07

LiDエルアイディー:Listening difficulties

  • 状態 “音は聞こえているのに聞き取れない”(邦名は未確立)
  • 旧名 聴覚情報処理障害(Auditory processing disorder, APD)
  • 疫学 全子供の1%(0.5~5%)で,半数以上が成人期まで続く
  • 環境 特に騒音下や多人数での会話,早口,長い会話で顕著
  • 検査 異常は検出できない(拡張高周波数聴力測定は有用?)
  • 原因 注意力やワーキングメモリのような認知機能の問題?
  • 関連 発達障害傾向,注意や記憶の認知的偏り,心理的問題


(投稿者 川崎)

2023-10-13

強迫性障害 OCD: Obsessive Compulsive Disorder

  • 繰り返し生じる強迫的な観念と反復的な行為を特徴とした神経症性障害
  • 診断:強迫観念がある+強迫行為が見られる+日常の活動に支障がでる
  • 観念は汚染,コントロール喪失,完璧主義,危害,望まぬ性的観念など
  • 行為は洗浄,確認,反復,心理(例:祈り続ける,数を数える他)など
  • 頻度は約100人に1人で,児童および10代の若者では約200人に1人の割合
  • 治療は認知行動療法やSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)など

参考)国際OCD財団

強迫症のための認知行動療法の一例
NHK健康チャンネルより(← 分かり易くてオススメ)

(投稿者 川崎)

2023-10-10

ブランケット症候群 Blanket (attachment) syndrome  

  • 特定のものを身から離すことができずに依存している状態(通常は幼児などの子供)
  • 由来は米国の漫画「ピーナッツ」に出てくる少年ライナスが肌身離さない毛布から
  • ライナスの毛布(Linus' Blanket)や安心毛布(security blanket)などとも呼ばれる
  • 成人でも特定の物にこだわることはあるが社会生活に支障が出るなら同症候群かも?
  • ストレスなど原因がある時はその治療(他は無理やり引き離すのではなくて見守り)

安心毛布と指しゃぶりが止められないライナス
(Wikipedia)

(投稿者 川崎)