他院から転院してきた難治性心不全例
💘 解説
- 心拡大と両側の胸水貯留は心不全に矛盾せず
- よく見ると心陰影の中に人工構造物(拡大図)
- これは Corvia® Atrial Shunt システム(IASD®)
- 医原性に心房中隔シャント作成(下のCT参照)
- おまけ:この心房シャントは条件付きMR対応
👂 心房シャントデバイス
- IASD(Interatrial Shunt Device)は、左房(LA)から右房(RA)へと血流を導く経カテーテル的心房中隔デバイスのこと。HFpEF/HFmrEFでは運動時に左房圧が上昇しやすく、これが呼吸困難や運動耐容能低下の主因となります。そこで心房中隔に恒久的な交通孔を作成し、LA圧をRAへ逃がすことで、労作時のうっ血を軽減することを狙ったデバイス。欧州連合(EU)では販売されていますが,米国内での商業的流通は認められていません(現時点ではおそらく)。本邦でも未承認で現在,治験中(jRCT1080224934)だそうです。
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(投稿者 川崎)


