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2026-02-06

😉 AIに依頼してみました

😗 背景
  • 先日,興味深いことを教えてもらいました.そのことを人工知能(Artificial Intelligence:AI)に食べさせて,5択の問題と解説を依頼してみました.概ね納得できる内容だったので,そのままでアップします.


【問題】パーキンソン病(Parkinson's disease:PK)や多系統萎縮症(Multiple System Atrophy:MSA)では、寝たきりになると褥瘡ができやすい。一方、筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis:ALS)では比較的褥瘡ができにくいとされる。その理由として最も適切なものはどれか。







判定


😐 解説
  • 褥瘡の発生には、長時間の圧迫や感覚障害、自律神経障害(皮膚血流・発汗障害)が重要である。PKやMSAでは、自律神経障害が前景に立ち、皮膚血流障害や発汗障害を来しやすいため、褥瘡が生じやすい。一方、ALSは運動ニューロン疾患であり、感覚機能および自律神経機能が比較的保たれる。そのため圧迫による疼痛を自覚しやすく、体位変換が行われやすいことから、褥瘡ができにくい。

解説)ChatGPT

(投稿者 川崎)

2026-02-05

今週の一枚 🎯 エコー前に診断

発熱と嘔吐を訴える高齢者(大動脈弁位生体弁)


(投稿者 川崎)

2026-02-04

KIT(キット)

🕗早朝ERでの申し送りの一コマ
  • 看護師 「昨夜の入院は,イレウス,肺炎,KIT(キット)…」
  • 内科医 (隣にいる外科医に小声で)「KIT(キット)って何?」
  • 外科医 (小声)「これ,昔でいうGIST(ジスト)のことだよ」

  • KITはKIT遺伝子にコードされている受容体型チロシンキナーゼ蛋白で,別名はCD117(cluster of differentiation 117)他
  • 消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor; GIST)は,このc-kit遺伝子などが機能獲得型の突然変異をすることで発生
  • GISTは主に消化管に発生する間葉系腫瘍の一つで,その大半は KIT(c-kit, CD117)蛋白質を発現し高頻度にKIT遺伝子異常あり
  • GIST はかつて平滑筋系腫瘍に分類されたが(悪性例は平滑筋肉腫),KIT遺伝子異常が発見され独立した疾患概念として定着
  • GISTの好発年齢は40歳以上の中高年者であり男女差はない.部位は胃(約70%),小腸(約20%)に多く,大腸や食道はまれ
  • 肉眼的には粘膜下腫瘍の形態をとり内腔方向あるいは壁外方向へ進展するが,ほとんどの例で固有筋層と連続性が確認される


- GIST(KIT)の病理学的所見 -

(投稿者 川崎)

2026-02-03

分類不能型免疫不全症 CVID: common variable immunodeficiency

  • 概略 抗体欠乏を主とする原発性免疫不全症
  • 病因 多くは原因不明(一部は常染色体遺伝)
  • 症状 副鼻腔~肺の細菌性感染症を繰り返す
  • 疫学 20~40代での診断が多い(性差はない)
  • 診断 IgG低値と他の免疫不全疾患の除外ほか
  • 合併 脾腫,LN腫脹,自己免疫疾患,癌など
  • 治療 予防的IgG補充療法+感染時に抗菌薬


- CVID:除外すべき疾患と含まれる病態 -

(投稿者 川崎)

2026-02-02

📢 心音クイズ

  • 他のコンテンツで心音クイズを作成しました.本ページにもアップしておきます(内容は少し変更しています)


健常者の心音である.記録部位はどこか.







判定


😐 正解 A
  • 健常者ではⅠ音(S1)は低調で長く心尖部優位で,Ⅱ音(S2)は高調で短く心基部優位です.
  • このパターンを耳にしっかり刷り込んでおけば,S1の減弱やS2の亢進に気づき易くなります.


心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

(投稿者 川崎)

2026-02-01

総合診ならぬ双合診

💟 双合診
  • 内診の一つで被験者が仰臥位で台の端に腰を据えて股関節と膝を曲げた姿勢で行う
  • 腟の中に検者が指を挿入し逆の手で恥骨の上から圧迫して子宮や卵巣の状態を触知
  • 下図のへガール徴候(Hegar's sign)は双合診による妊娠の可能性を示す身体所見
  • 双合診と直腸診(人差し指を腟に,中指を直腸に挿入)を組み合わせることもある

- 双合診の実際 -

👉 生殖器に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

2026-01-31

頭痛ダイアリー

  • 先日,頭痛をしばしば自覚する中年男性が総合診療科を受診されました.痛みは差し込むような片側性で,前駆症状はありませんでした.仕事を中断しなければならないほどつらい頭痛のようです.
  • 片頭痛より群発頭痛を疑いますが(両者の鑑別),持続時間が数分以内と言われました(群発頭痛は15分~3時間).そこで頭痛日記を記録してもらうことにしました(余白に出現と終了の時刻を記入)
  • すると頭痛は15分以上持続していることが判明しました.最終診断は群発頭痛で,ベラパミル(添付文書DI)が予防にとても有効(頭痛ガイドラインでは推奨されていますがあくまでも適応外処方)

頭痛ダイアリー

👉 頭痛に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

2026-01-30

気になるカルテ用語:有事再診

  • 最近,有事再診という四文字熟語を院内カルテで見かける機会が増えました
  • 「便利だなー」と思って個人的にもちょくちょく記載するようになりました
  • 先日,その乱用への警句を眼にしました.共感する部分が多かったので共有

  • カルテ上もなんとなく収まりがよく若手医師の間では流行語(もはや定着用語)
  • 若者言葉やバイト敬語など言葉はいきものだが,この有事再診は看過できない
  • 有事とは災害や戦争など国家の非常事態用語で患者の病状に使用するのは不適
  • 悪化時再診または再燃時再診とはっきりと書くべき(必要時再診でもよいかも)
  • まとめ:患者と医師の関係で「有事」という単語は不適切で使用すべきでない


(投稿者 川崎)

2026-01-29

今週の一枚 🎯

- 両側の趾痛を訴える高齢者 -


(投稿者 川崎)

2026-01-28

マグネシウムと意識障害

  • 先日,高マグネシウム血症で意識障害を生じた症例を経験しました(緩下剤の過剰摂取).その機序を脳神経内科の先生に教えてもらいました(┌○ ペコリ)
  • とても興味深かったので忘れないようにここに記載しておきます.なおマグネシウムは低値でも意識障害を生じるようです(日救急医会誌 1996;7:197-201

👽 マグネシウム 
  • 生体内で4番目に多く存在する陽イオンで(他のイオンは下表),骨に70%弱存在して,細胞内には30%,血中にはわずかに0.2%
  • 血清4~6 mg/dL超で低血圧や嘔気,尿閉,イレウス他を生じ,進行なら骨格筋弛緩性麻痺,腱反射低下,徐脈,呼吸抑制,昏睡
  • 高濃度の細胞外Mgイオンは神経筋接合部のシナプス前からのアセチルコリン放出を抑制し,筋線維細胞膜の興奮性を低下させる
  • 興奮性神経伝達物質グルタミン酸の受容体であるNMDA受容体を阻害する作用があるため,高Mg血症では意識レベルが低下する


体内の3大イオン(Na/K/Ca)

💁 電解質に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)