- グロムス体(皮膚の動静脈吻合で体温調節・血圧制御に関与)由来の良性腫瘍
- 1812年にWoodが初めて記載し、1924年にMassonがグロムス体由来を確立した
- glomusはラテン語で「糸くずの玉」や「毛糸玉」、「小さな球体」を意味する
- 全軟部腫瘍の2%未満で、手指の爪下に好発し「爪下グロムス腫瘍」と呼ばれる
- 三徴は疼痛・限局性圧痛・寒冷過敏性で駆血で疼痛消失(Hildreth's sign、※)
- ダーモスコピーや超音波、MRIが病変の局在把握に有用で確定診断は病理組織
- 鑑別診断は血管腫、静脈奇形、外骨腫、粘液嚢腫、悪性黒色腫、神経腫など
- 治療は経爪的アプローチによる外科的完全切除で、完全摘出後の再発は少ない
引用)Eplasty 2008;8:e48、他
- 薬指のglomus腫瘍を有する44歳女性 -
3か月前から爪の変色、痛み、冷感の増強を訴えて来院。術前の爪の状態(左)、爪甲除去後の病変(中央上)、爪母からの腫瘍切除(中央下)、および術後2年経過した軽度の爪の変形を示す画像(右)。
(投稿者 川崎)






