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2026-06-16

メタロ・バランス Metallo-balance

👥 先日の外来で…
  • 患者さん 「こんど近所でメタロバランスします」
  • 担当医師 「メタロ…バランス…何ですかそれ?」
  • 患者さん 「血液でする癌健診みたいらしいです」
  • 看護師長 「そういえば**医院でもやってたわ」

💁 メタロ・バランス がんリスク検査
  • 血液中の亜鉛など17種の微量元素濃度を測定し、健常人とがん症例のデータから、統計学的手法を用いて現在がんであるリスクを評価
  • 早期がんリスクにも対応した新しいタイプの検査(認知症のリスクも可)。採血のみの簡便な検査で、事前準備も一般的な採血と同じ
  • 対応がん:男性6種類=大腸・胃・肺・すい臓・肝臓・前立腺、女性9種類=大腸・胃・肺・すい臓・肝臓・乳・子宮頸・子宮体・卵巣

(投稿者 川崎)

2026-06-15

LIE CT-ECV

  • Late Iodine Enhancement CT — Extracellular Volumeの略語
  • CTで心筋の細胞外容積分画(ECV)を定量的に評価する手法
  • 造影前後のCT値(HU)の変化量を測定しヘマトクリット補正
  • 延長する病態 ➜ 心筋線維化,心筋浮腫,アミロイド沈着など
  • 短縮する病態 ➜ 心筋への脂質や鉄成分の沈着または出血など
  • 正常目安:25〜28%(心アミロイドーシスで著増は特に有用)


項目 CT-ECV(LIE CT-ECV) MRI-ECV(LGE-MRI / T1 mapping)
造影剤 ヨード ガドリニウム
空間分解能 高い やや低い
軟部組織コントラスト やや劣る 優れる
検査時間 短い(数分) 長い(30分〜)
放射線被曝 あり なし
ペースメーカー・ICD 原則使用可 制限あり(条件付き対応機種を除く)
冠動脈同時評価 可能(冠動脈CTと同時施行) 困難

- 重度の大動脈弁狭窄症の80歳男性例 -

(投稿者 川崎)

2026-06-14

SPIKES:悪い知らせの告知法

👀 SPIKES
  • がん告知・予後告知の場面で用いられる構造化コミュニケーション技法
  • 本プロトコルは6段階で構成されており(下表)、SPIKESはその頭文字
  • 米MDアンダーソンがんセンターのWalter Baileらが2000年に提唱(
  • 癌以外の予後不良の伝達・治療中止の説明・ICUでの家族面談にも応用
  • 医学教育(OSCE)でも使用され、患者満足と医師ストレス軽減で有効


(投稿者 川崎)

2026-06-13

ウンナ母斑(単純性母斑) Unna's nevus(Nevus simplex)

  • 皮膚内に認める胎児期血液循環の遺残(拡張した毛細血管)
  • 名前の由来はドイツの皮膚科医 Unna PG の報告(1884年)
  • 新生児の約40%に認める平坦な薄いピンクの赤あざ(下図)
  • 部位は後頚部(81%)が最多で、眼瞼(45%)、眉間(33%)
  • 児の啼泣や努責時には血管がさらに拡張して色が濃くなる
  • 1歳半程で半数は自然消失するが残りの半数はその後も残存
  • 鑑別診断:ポートワインステイン(ポートワイン母斑)他


ウンナ母斑 vs ポートワイン母斑(AI作成)
項目 ウンナ母斑(Nevus simplex) ポートワイン母斑(Port-wine stain)
別名 サーモンパッチ、コウノトリのくちばしの跡、Nevus flammeus nuchae Nevus flammeus、単純性血管腫(毛細血管奇形)
病態分類 毛細血管拡張(胎児期血液循環の遺残) 毛細血管奇形(capillary malformation)
主な発生部位 後頚部・うなじ(81%)、眼瞼(45%)、眉間(33%) 顔面(三叉神経領域)、体幹・四肢にも
部位の特徴 正中部・両側性が多い 側方・片側性が多い
色調 淡いピンク〜サーモン色 濃い赤〜紫赤色
境界 不明瞭 明瞭・シャープ
隆起 なし(平坦) 幼少期は平坦、加齢とともに肥厚・結節化
圧迫退色(blanching) あり あり(不完全なこともある)
啼泣・温熱時 一時的に色が濃くなる(生理的反応) 変化は乏しい
頻度 新生児の約 40%(最も頻度の高い血管異常) 新生児の約 0.3%
自然消退 顔面:約18か月で多くが消退
後頚部:約半数が残存
なし(生涯持続・加齢で悪化)
組織学的所見 真皮浅層の毛細血管拡張のみ
内皮増殖なし
真皮の毛細血管〜静脈系血管の拡張・蛇行
加齢で血管壁肥厚
遺伝子異常 通常なし GNAQ 体細胞モザイク変異(多くの場合)
関連症候群 通常なし
眉間の顕著な病変:Beckwith-Wiedemann症候群
仙尾部病変:潜在性二分脊椎の可能性
眼瞼・前額:Sturge-Weber症候群
下肢:Klippel-Trenaunay症候群
眼合併症(緑内障)
診断方法 臨床診断(検査不要)
仙尾部病変は超音波・MRI を考慮
臨床診断が基本
眼瞼・前額部は眼科紹介・頭部MRI
治療 基本的に不要
目立つ場合:パルス色素レーザー(PDL)
パルス色素レーザー(PDL)が第一選択
早期開始が推奨される
レーザー反応性 良好(通常 1〜2 回で消退) 複数回を要することが多い(部位・深さによる)

※この表はAI(Claude)により作成


(投稿者 川崎)

2026-06-12

QT延長

  • 先日、一過性にQT延長を指摘された症例を経験しました。どうやら片頭痛時に使用していたトリプタン系(5-HT1B/1D 受容体作動薬)が原因と思われます。
  • QT延長には様々な原因が知られています。頭を整理する意味で、生成AIに「QT延長の原因を一枚のスライドにまとめてください」と依頼してみました(以下)

(ChatGPTによる生成で重要情報は要確認)

(投稿者 川崎)

2026-06-11

今週の一枚 🎯

息切れ増悪で呼吸器内科から紹介(座位)

🐣 解説
  • 目立つ胸鎖乳突筋はCOPDに合致
  • その奥に右内頚静脈の陥凹(矢印)
  • 吸気負荷で拍動上縁の上昇(矢頭)
  • 診断は心不全の合併(COPD安定)

🐔 独り言

👻「今週の一枚」の過去の投稿は コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

(投稿者 川崎)

2026-06-10

フレンチ(6Frなど)とは?

(出力:生成AI、Claude sonnet4.6)

👻 おまけ
  • シースは内径を表し、カテーテルは外径を表すため、7Frシースに7Frカテーテルが挿入可
  • 考案者 Joseph-Frédéric-Benoît Charrière(1803〜1876)はスイス生まれの医療器具開発者
  • 彼がフランス人(1843年に国籍取得)+名前の一部(Frédéric)にちなんでFr(らしい)
  • 針の太さの単位ゲージは1インチに何本の針が並べられるか(22Gなら1インチに22本の針)

(投稿者 川崎)

2026-06-09

復習🚨急性期脳梗塞治療

  • 発症から4.5時間以内である脳梗塞患者にはt-PA静注療法を考慮
  • 発症時間が不明例も少なくない(脳梗塞の約1/4は睡眠中に発症)
  • この場合,発症時間は最終健常確認時間(健常が目撃された最終)
  • ただしDWI高-FLAIR正常(ミスマッチ)は発症4.5時間以内を示唆
  • 脳主幹動脈閉塞で発症6時間以内ならt-PA静注に加え血栓回収療法


t-PA静注4.5時間と血栓回収6時間の根拠

(投稿者 川崎)

2026-06-08

循環器フィジカル - 100本ノック -


循環器領域の身体所見を学習するために作成された無料アプリ「循環器フィジカル -100本ノック-」の動画版です.2026年4月から循環器Physical Examination講習会の公式SNSに毎週金曜日にアップしています.こちらのコンテンツにも2週分ずつまとめてアップします.

👻「フィジカルノック」の過去の投稿は コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

(投稿者 川崎)

2026-06-07

デニー・モルガン徴候(Dennie-Morgan徴候)

  • アトピー性眼瞼炎の慢性期に認める下眼瞼の皺で眼瞼を掻破している徴候
  • 米国の皮膚科医Dennie CCが記載し、同僚Morgan Dが1948年に報告(
  • 類似はヘルトーゲ(Hertoghe)徴候で掻破で眉毛が擦り切れ外側部が疎毛
  • 痒みで顔面を繰り返し叩打すると、網膜剥離や白内障などの眼合併症あり


(投稿者 川崎)