💀 解説
- 上矢状静脈洞の背側部分から右横静脈洞にかけての血栓形成の疑い.上矢状静脈洞血栓症(Superior Sagittal Sinus (SSS) Thrombosis)と診断して抗凝固療法を開始(ヘパリン→ワルファリン).経時的に症状は改善した.なおプロテインSやプロテインC,抗リン脂質抗体など,明らかな血栓性素因はなかった.
👀 臨床現場
- 当初,髄膜炎の可能性を考慮したため,CTで脳室拡大がないことを確認後に髄液検査を実施.性状は水様透明で,細胞数増多や蛋白上昇はありませんでしたが,初圧は著明に上昇(>35 cmH2O,圧棒の上端に到達).
- 髄液を16 mlほど排液すると,終圧は11 cmH2Oまで低下しました.それに伴い頭痛も改善しました.特発性頭蓋内圧亢進などを念頭に入院で精査をすすめ,最終的な診断(上矢状静脈洞血栓症)に辿り着きました.
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(投稿者 林/川崎)









