- ミトコ ンドリア異常に対するビタミンやCoQ、カルニチンのカクテル投与
- エビデンスは確立されていないが、一部の症例では有用(副作用が少ない)
- 例:けいれん重積型(二相性)急性脳症(AESD)に対し24時間以内の投与
- ただしタウリン以外はミトコンドリア病や急性脳症としての保険適用なし
- おまけ:MELASの発音は英語圏ではメラスよりもミーラスが主流(ココ)
(投稿者 川崎)
- 先日、ある会議で「社労士に確認してください」という旨の発言が、2人の医師から同時にでました。
- 「弁護士の案件だろ~」と(ちょっと)睡魔に襲われてた私は、耳鳴れない言葉に目が覚めました😓
😈 社会保険労務士(社労士)- 労働・社会保険の問題の専門家で国家資格(合格率は例年6〜7%程度)
- 社会保険諸法令に基づき行政機関に提出する提出書類や申請書等の作成
- 個別で生じた労働に関する紛争の解決手続(調停、あっせん等)の代理
- 労務管理や社会保険、障害年金、国民年金、厚生年金保険について指導
- よく似た言葉の労務士は民間資格で主に企業内でのキャリアアップ目的
(投稿者 川崎)
😎
MRI vs 心内血栓
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MRIでは、血栓に捕捉された赤血球のヘモグロビン(Hb)中の酸素状態と水分含有量によって血栓の年齢の推定が可能
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血栓中のHbは通常、オキシヘモグロビン → デオキシヘモグロビン
→ メトヘモグロビン → ヘミクロムへ経時的に変化
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最終的にHb分子は酵素によって複数の小さな断片に分解され、マクロファージによって取り込まれる(ヘモジデリン)
- 復習:MRIのT1・T2強調画像の水分は、T1では黒(低信号)、T2では白(高信号)(覚え方:T1 白脂、T2 水ブシャー!)
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オキシヘモグロビンとヘミクロムは不対電子を持たず、弱い反磁性(T1緩和時間やT2緩和時間に影響を与えない)
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デオキシヘモグロビンとメトヘモグロビンは、鉄原子あたり4個と5個の不対電子を持ち常磁性(T1とT2を短縮する)
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血栓の検出可能は8時間内、信号強度が最大となるのは約3週間後、その後は横ばいで半年まで持続し数週間かけ消失
心臓血栓のMRIタイムライン
| ステージ |
T1強調画像 |
T2強調画像 |
| ● 超急性期(12時間未満) |
等信号 |
高信号 |
| ● 急性期/亜急性期(最初の2~3週間) |
高信号 |
高信号(第1週では低信号の領域を含む) |
| ● プラトー期(3週間~6ヵ月) |
信号が徐々に不均一に減衰 |
| ● 慢性期(6ヵ月以上) |
等信号 |
等信号 |
(投稿者 川崎)
- 汗器官由来の細胞であるパジェット細胞が増殖した表皮内癌の一種
- 真皮まで浸潤したらパジェット癌(パジェット病に含むこともあり)
- 乳房パジェット病と陰部や腋などに生じる乳房外パジェット病に二分
- 乳房パジェット病は乳頭や乳輪に生じて病乳癌と同じように扱われる
- 乳房外パジェット病が狭義のパジェット病で60歳以上の高齢者に多い
- 稀な皮膚がんで本邦での頻度は人口10万人あたり男女ともに0.8人/年
- 乳房外パジェット病は原則として手術切除(+植皮や皮弁などの再建)
- リンパ節転移が広範囲におよんだり臓器に転移がある場合は化学療法
- 英国の外科医かつ病理医である Sir James Paget(1814–1899)に由来
👻 皮膚がんの過去の投稿は
コチラ
(投稿者 川崎)
- 骨は外側の密度が高い緻密骨と内側の網目状になっている海綿骨に大別
- 緻密骨は骨単位(オステオン)という構造の集まり(バームクーヘン様)
- 骨単位の中心にはハバース管が通り(骨の長軸方向)、中に血管や神経
- 一方、フォルクマン管はハバース管同士を横方向に連絡している(下図)
(投稿者 川崎)
- Rokitansky-Aschoff sinus(RAS)が増殖し胆嚢壁肥厚をきたす良性病変
- 臨床的診断の目安は画像で4 mm 以上の壁肥厚+拡張したRAS や壁在結石
- 本症の頻度は胆嚢切除例の2.1~14%,人間ドックの 0.12~0.49% である
- 病変の局在で底部型,分節型,びまん型,特殊型に分類する(下図参照)
- 癌除外困難,分節型+胆石合併や変形例,症候例, 結石充満例は摘出術
- 経過観察は初回は 3~6 月後,変化がなければ以後 は 6~12 月毎が推奨
(投稿者 川崎)
👾
解説
- V1誘導の波高(S波)のみが目立つ
- 身体所見では左肺野で呼吸音消失
- 画像では左胸腔に大量胸水(下図)
- 左胸腔内ドレナージで症状は改善
- 本例の最終診断は左肺癌であった
😑 独り言
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本例における特異な心電図所見は,大量の胸水貯留による心臓の偏位および電気信号の減弱に起因するものと考えられました.ただしトロッカー留置後の胸水減少後に心電図フォローがなかったので確認はできていませんが…なお救急室のベッドサイドで行われた心エコー図では心臓に特記すべき異常はなかったようです(ただし動画保存なく確認はできず).
👻「今週の一枚」の過去の投稿は
コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)
(投稿者 川崎)
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死体検案
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医師が死体を死後診察して、死因や死亡時刻、異状の有無などを判断すること
- 医師が行う死体検案は以下の2通りがある
- 検案して異状があれば所轄警察署に届け出(医師法第21条)
- 異状死体に対し捜査の一助で警察に依頼された医師が行う
- 異状死を警察に届け出る状況の例
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外因死(損傷、事故、水死、火災、中毒、自殺等)、もしくはその疑いがある
- 心肺停止状態で救急搬送され、死因がわからない
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外傷が原因で入院後、死亡した(後遺症も含む、入院の期間は問わない)
- 病死かもしれないが、搬送時の状況がおかしい
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かかりつけの患者であっても、死亡時の状況がおかしい、不審な外傷がある、等
- 診療行為中や直後の予期せぬ死亡
👻関連投稿 →
監察医・検視官・警察医など
(投稿者 川崎)
- 「日本で初めての聴診器は1848年(嘉永元年),オランダの軍医オットー・モーニッケが長崎の出島で医師の吉雄圭斎に紹介し,実物が今も長崎大学属図書館に保存されている.」
- これは自分の書籍やウェブコンテンツでしばしば引用してきた文言です.引用論文は見つけられませんでしたが,AI(Claude sonnet 4.6)に依頼したらすぐに探してくれました.
💁
聴診器に関する過去の投稿は
コチラ
(投稿者 川崎)