- 労作時の息切れで来院した症例 -
👀 解説:
ヒル徴候 陽性(Positive Hill's sign)
- ABI(足関節上腕血圧比)の低下なし(高値)
- 血圧値は上肢より下肢で著増(>60 mmHg)
- 最終診断は重症 大動脈弁逆流による心不全
😲 ヒル徴候の機序💦
- 重度の大動脈弁閉鎖不全症と診断された5人の患者において、動脈内圧測定では大動脈と大腿動脈、または腋窩動脈と大腿動脈のいずれにおいても、収縮期圧に著しい差は認められなかった。上肢の非侵襲的血圧測定では、腋窩動脈の測定値と良好な相関が認められた。しかしながら、下肢の非侵襲的測定では、動脈内測定値よりも収縮期圧が著しく高く、3人の患者では大腿カフの圧力を高くしても膝窩動脈上のコロトコフ音を消失させることができなかった。つまりヒル徴候は血圧計による下肢血圧測定のアーチファクトで生理学的根拠はない。
💁 ヒル徴候に関する過去投稿は コチラ
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(投稿者 川崎)









