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2026-02-13

アレルギー:Ⅰ型〜Ⅳ型

  • Ⅰ型 ➜ 即時型アレルギー、アナフィラキシー型
  • Ⅱ型 ➜ 細胞傷害型、細胞融解型
  • Ⅲ型 ➜ 免疫複合体型、Arthus型
  • Ⅳ型 ➜ 遅延型アレルギー、細胞性免疫、ツベルクリン型


- アレルギー反応の分類 -

(投稿者 川崎)

2026-02-12

今週の一枚 🎯

息切れで来院(血液疾患で化学療法中)

😐 解説
  • 眼周囲の明瞭な浮腫(puffy eyes)
  • 浮腫は下眼瞼より上眼瞼で目立つ
  • 浮腫の部分は心持ち蒼白?(pale)
  • 座位で右側内頚静脈の拍動は陽性
  • 心音はギャロップ+全収縮期雑音
  • 最終診断は薬剤性心筋症(HFrEF)

👽 心不全 vs 眼
  • 眼瞼浮腫は必ずしも病的とは言えません(寝不足や号泣後).しかし本例のように上眼瞼が主体の浮腫なら心不全を想起させます(ただしエビデンスは見つからず)
  • 眼瞼浮腫で発赤がないことは炎症やアレルギーに伴う変化の除外に有用と思われます.(本例は血液疾患による貧血に加えて,心不全による血液の希釈も影響?)
  • 心不全の浮腫と言えば下腿浮腫ですが,眼瞼や陰嚢などにも出現することがあります.心不全での眼瞼浮腫の頻度を調べましたが見つけることができませんでした.
  • 心不全ガイドラインは「下腿(末梢あるいは四肢)の浮腫とそれ以外の浮腫」という分類がされています.「眼」という漢字は一つも記載されていませんでした.

👻「今週の一枚」の過去の投稿は コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

(投稿者 川崎)

2026-02-11

感染性動脈内膜炎 IEA: infectious endoarteritis

  • 感染性大動脈炎と感染性動脈炎という共通した病態の包括
  • 院内で突然死133例の剖検で6例が感染性動脈内膜炎の所見
  • 動脈壁の破壊で瘤形成~破裂切迫なら制御困難で外科治療
  • 顕性化した時点では治療抵抗性で高い死亡率を有する疾患


- 感染性動脈内膜炎の初期から経過を追うことができた例 -

👺 発生機序(動脈は感染に対して強い抵抗性を有す)
  1. 血管栄養血管への細菌性微小塞栓(主に感染性心内膜炎が原因)
  2. 近接感染巣からの進展
  3. 遠隔一次感染巣からの血行性播種
  4. 動脈壁への外傷と直接のコンタミネーション


    (投稿者 川崎)

    2026-02-10

    ガマ腫 🐸 Ranula

    • 舌下腺導管が閉塞し舌下腺からの唾液が周囲間隙に漏出した貯留嚢胞
    • その命名はガマガエルが喉を膨らませた姿に似ていることに由来する
    • 10~20歳代に好発する疾患で, 組織学的には上皮細胞を欠く偽嚢胞
    • 口腔底限局の舌下型,顎下進展の顎下型,口腔底〜顎下の舌下顎下型
    • 治療は開窓術,嚢胞摘出術,舌下腺摘出術などの手術に加え硬化療法

    参考)口咽科 2023;36:59-64,他

    口腔底の腫脹を生じたガマ腫の12歳女性
    OK-432(ピシバニール®)高濃度注入法で消失

    (投稿者 川崎)

    2026-02-09

    フィジカルクイズ(No. 39 & 40)

    • 循環器Physical Examination講習会は故・吉川純一先生が2003年に立ち上げられた身体所見に関する研究会です.「生きた physical examination」を体感・習得して,「感動できる」ものにしていきたいと思っています.
    • 2025年4月から毎週金に循環器に関するフィジカルクイズをX(旧Twitter)で発信しているので,よろしければフォローしてみてください(@PhysicalExamin1).こちらのページには2週分ずつまとめてアップします.



    👻「フィジカルクイズ」の過去の投稿は コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

    心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

    (投稿者 川崎)

    2026-02-08

    テクニカル アラーム Technical Alarms

    • 患者異常ではなく,機械など患者以外の異常を知らせるアラーム
    • モニターアラームの約半分は電極脱落や接触不良,機器誤認など
    • 信頼性の低い不適切アラームの頻発でアラームに対する意識低下
    • 医療安全確保にはテクニカルアラームを減らすことが非常に重要



    (投稿者 川崎)

    2026-02-07

    🌀 BPPVならぬPPPD

    • BPPV: Benign Paroxysmal Positional Vertigo(良性発作性頭位めまい症) 
    • PPPD: Persistent Postural-Perceptual Dizziness(持続性知覚性姿勢誘発めまい) 

    😨 PPPD 
    • 持続性のふらつき・不安定感を中核症状とする機能性めまい疾患
    • 非回転性のめまいが3月以上継続し、立位・動作・視覚刺激で悪化
    • 何らかの前庭症状を先行後に発症することが多く、重症例が多い
    • 40-60代の女性に多く、めまい疾患の15~20%(BPPVに次いで多い)
    • 自然寛解が少なく、長期に生活機能障害や抑うつ・不安をきたす
    • 治療は認知行動療法、前庭リハビリ、薬物療法(SSRIとSNRI)など


    - PPPDの診断基準 -

    💁 めまいに関する過去の投稿 ➜ コチラ

    (投稿者 川崎)

    2026-02-06

    😉 AIに依頼してみました

    😗 背景
    • 先日,興味深いことを教えてもらいました.そのことを人工知能(Artificial Intelligence:AI)に食べさせて,5択の問題と解説を依頼してみました.概ね納得できる内容だったので,そのままでアップします.


    【問題】パーキンソン病(Parkinson's disease:PK)や多系統萎縮症(Multiple System Atrophy:MSA)では、寝たきりになると褥瘡ができやすい。一方、筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis:ALS)では比較的褥瘡ができにくいとされる。その理由として最も適切なものはどれか。







    判定


    😐 解説
    • 褥瘡の発生には、長時間の圧迫や感覚障害、自律神経障害(皮膚血流・発汗障害)が重要である。PKやMSAでは、自律神経障害が前景に立ち、皮膚血流障害や発汗障害を来しやすいため、褥瘡が生じやすい。一方、ALSは運動ニューロン疾患であり、感覚機能および自律神経機能が比較的保たれる。そのため圧迫による疼痛を自覚しやすく、体位変換が行われやすいことから、褥瘡ができにくい。

    解説)ChatGPT

    (投稿者 川崎)

    2026-02-05

    今週の一枚 🎯 エコー前に診断

    発熱と嘔吐を訴える高齢者(大動脈弁位生体弁)


    (投稿者 川崎)

    2026-02-04

    KIT(キット)

    🕗早朝ERでの申し送りの一コマ
    • 看護師 「昨夜の入院は,イレウス,肺炎,KIT(キット)…」
    • 内科医 (隣にいる外科医に小声で)「KIT(キット)って何?」
    • 外科医 (小声)「これ,昔でいうGIST(ジスト)のことだよ」

    • KITはKIT遺伝子にコードされている受容体型チロシンキナーゼ蛋白で,別名はCD117(cluster of differentiation 117)他
    • 消化管間質腫瘍(gastrointestinal stromal tumor; GIST)は,このc-kit遺伝子などが機能獲得型の突然変異をすることで発生
    • GISTは主に消化管に発生する間葉系腫瘍の一つで,その大半は KIT(c-kit, CD117)蛋白質を発現し高頻度にKIT遺伝子異常あり
    • GIST はかつて平滑筋系腫瘍に分類されたが(悪性例は平滑筋肉腫),KIT遺伝子異常が発見され独立した疾患概念として定着
    • GISTの好発年齢は40歳以上の中高年者であり男女差はない.部位は胃(約70%),小腸(約20%)に多く,大腸や食道はまれ
    • 肉眼的には粘膜下腫瘍の形態をとり内腔方向あるいは壁外方向へ進展するが,ほとんどの例で固有筋層と連続性が確認される


    - GIST(KIT)の病理学的所見 -

    (投稿者 川崎)