📌 カプトプリル試験(原発性アルドステロン症の機能確認検査の1つ)
- ACE阻害薬のカプトプリルを投与すると、アンジオテンシンⅡの産生が阻害されるため、通常であればnegative feedbackが減少し、レニン分泌が亢進
- 一方、原発性アルドステロン症(PA)ではアルドステロンが自律的な過剰分泌状態であるため、カプトプリルを投与してもレニンの分泌反応が乏しい
- 診断基準① 負荷後(60分または90分)PAC(CLEIA法)/PRA比(ARR)≧200 但し,ARR 100〜200を「ARR境界域」とし暫定的に陽性とする
- 診断基準② 負荷後(60分または90分)PAC(CLEIA法)/ARC比(ARR)≧40 但し,ARR 20〜40を「ARR境界域」とし暫定的に陽性とする
📍 原発性アルドステロン症の判定基準
- 血漿アルドステロン濃度(PAC[CLEIA法])と血漿レニン活性(PRA)を測定し,PAC/PRA比(ARR)³≧200かつPAC≧60 pg/mLで陽性と判定する.但し,CLEIA法による測定値が普及,一般化し,CLEIA法による至適カットオフ値が確立するまでは,ARR 100〜200を「ARR境界域」と位置付け,ARR 100〜200かつPAC≧60 pg/mLも暫定的に陽性とし,患者ニーズと臨床所見,特に低カリウム血症や副腎腫瘍の有無,年齢などを考慮して,機能確認検査実施の要否を個別に検討する.また,PAC(CLEIA法)<60 pg/mLでもPAは完全には否定できない。
(投稿者 川崎)


