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2026-06-22

循環器フィジカル - 100本ノック -


循環器領域の身体所見を学習するために作成された無料アプリ「循環器フィジカル -100本ノック-」の動画版です.2026年4月から循環器Physical Examination講習会の公式SNSに毎週金曜日にアップしています.こちらのコンテンツにも2週分ずつまとめてアップします.

👻「フィジカルノック」の過去の投稿は コチラ(PC版なら画面右の分類からも選択可)

心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

(投稿者 川崎)

2026-06-21

Faget’s Sign ファジェ徴候

  • 通常では体温が1度上がるごとに脈拍は10 bpmほど増加
  • ファジェ徴候とはこの体温と脈拍の関係が乖離した状態
  • 本邦では比較的徐脈と呼ばれることが多い(過去の投稿
  • 由来はフランスの医師 Jean-Charles Faget (1818-1884)
  • ファジェは黄熱病の患者について1859年に報告した(
  • 通常のウイルスや細菌による感染症とは異なることが多い
  • 例:ブルセラ、クラミジア、レジオネラ、腸チフス、黄熱

(投稿者 川崎)

2026-06-20

コルポとアウス:産婦人科

  • コルポ(Kolpo)➜ ドイツ語 Kolposkopie(腟拡大鏡検査)の略で、異形成や子宮頸がんの診断目的で実施(特に子宮頸部病変)
  • アウス(Aus)➜ ドイツ語 Auskratzung(掻爬)または Ausräumung(子宮内容除去)の略で、人工妊娠中絶目的などで実施

💫 ドイツ語由来の医学語(耳にする機会はかなり減りましたが…)
  • カルテ(Karte) — 診療録
  • クランケ(Kranke) — 患者
  • アナムネ(Anamnese) — 病歴聴取
  • ムンテラ(Mundtherapie) — 病状説明(※和製)
  • プンク(ション)(Punktion) — 穿刺
  • ステルベン(Sterben) — 死亡
  • エッセン(Essen) — 食事
  • マーゲン(Magen) — 胃(マーゲンゾンデ=胃管)
  • ルンゲ(Lunge) — 肺
  • ヘルツ(Herz) — 心臓
  • ニーレ(Niere) — 腎臓
  • ゼク(ツィオン)(Sektion) — 病理解剖
  • ナート(Naht) — 縫合
  • ワッサー(Wasser) — 水(水薬) 
  • ツッカー(Zucker) — 糖(血糖)
(投稿者 川崎)

2026-06-19

Transtheoretical Model 行動変容ステージモデル

  • 行動変容理論で、5つのステージ(下図)と4つの要素(変容ステージ・変容プロセス・意思決定バランス・自己効力感)から構成される
  • 米国の心理学者であるJames O. ProchaskaとCarlo C. DiClementeが提唱(Psychotherapy: Theory, Research & Practice, 19, 276–88
  • 批判:ステージの境界が恣意的・連続的である、介入研究での効果サイズが一貫しない、行動の社会的・環境的決定因子を軽視など

- 行動変容ステージモデル -

(投稿者 川崎)

2026-06-18

今週の一枚 🎯

心筋梗塞の既往がある症例

😋 解説
  • 臥位で明瞭な心尖の拍動あり
  • 拍動は左乳輪外側 → 心拡大
  • 隆起の長い抬起性 → 心肥大
  • 橈骨動脈の拍動から時相分析
  • 隆起は収縮の後期 → 心室瘤
  • 実際に心エコー図でその通り

💁 心尖拍動とは
  • 心尖拍動は,心臓の,特に左室機能を評価する大切な動きです.その定義は「the most lateral palpable ventricular movement or the most lateral cardiac impulse」,「the outward movement of the left ventricular apical region」で,一般的には,胸壁上に触れる最外側の拍動とされています.心尖拍動は左室心尖部の運動を反映し,主に左室の内圧と容積の変化によって形成されますが,その拍動の性質および記録した波形は,心外性要件,すなわち胸壁と心臓との結合(coupling)の状態に大きく影響されます(例:心膜,開心術後).
  • 心尖拍動の評価ポイントは,①位置(normal position, lateral deviation),②広さ(narrow, wide),③性状(tapping, sustained)の3つで,そのなかでも性状が大切です.そして,心尖拍動を客観的に波形として記録し,その性状を示したものが心尖拍動図です.心尖拍動を測る際には,左半側臥位のほうが仰臥位よりも圧倒的に触知率が高く,また仰臥位と左半側臥位では波形および計測値が異なるため,記録体位は左半側臥位に統一したほうがよいでしょう.

引用)黒木 茂広先生の解説そのまま(medicina 2015;52:pp.762-3

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(投稿者 川崎)

2026-06-17

黄熱おうねつ Yellow Fever

  • 黄熱はサル、ヒトおよび蚊を宿主とし、蚊によって媒介される疾患
  • ヒトが感染すると致命率は高いが(20%)、回復すると終生免疫
  • 現在でもアフリカ、南米などで地域的流行が発生し、旅行者が罹患
  • 患者数は南米とアフリカを合わせて年間約20万人といわれている
  • 潜伏期は3~6日で、発熱が突然出現する(インフルエンザに類似)
  • 頭痛、悪心・嘔吐、結膜充血、蛋白尿などが続き1~3日で回復する
  • 重症では相対的徐脈、黄疸・出血・蛋白尿(古典的三徴)、せん妄
  • 診断は血液ウイルス分離やPCR遺伝子検出、ペア血清、IgM抗体
  • 治療は対症療法のみ(弱毒生ワクチン接種による予防が最も重要)


黄熱リスク国・地域へ入国する10日前までに黄熱の予防接種

😶 おまけ
  • Yellow Feverという病名は、17〜18世紀のカリブ海・中南米での大流行の際、黄疸+発熱を呈して死亡した患者に由来するのだそうです。
  • 日本語の黄熱はこの直訳です。スペイン語はfiebre amarilla、ポルトガル語はfebre amarelaで、共に黄色い熱を意味(生成AI:Claude)

(投稿者 川崎)

2026-06-16

メタロ・バランス Metallo-balance

👥 先日の外来で…
  • 患者さん 「こんど近所でメタロバランスします」
  • 担当医師 「メタロ…バランス…何ですかそれ?」
  • 患者さん 「血液でする癌健診みたいらしいです」
  • 看護師長 「そういえば**医院でもやってたわ」

💁 メタロ・バランス がんリスク検査
  • 血液中の亜鉛など17種の微量元素濃度を測定し、健常人とがん症例のデータから、統計学的手法を用いて現在がんであるリスクを評価
  • 早期がんリスクにも対応した新しいタイプの検査(認知症のリスクも可)。採血のみの簡便な検査で、事前準備も一般的な採血と同じ
  • 対応がん:男性6種類=大腸・胃・肺・すい臓・肝臓・前立腺、女性9種類=大腸・胃・肺・すい臓・肝臓・乳・子宮頸・子宮体・卵巣

(投稿者 川崎)

2026-06-15

LIE CT-ECV

  • Late Iodine Enhancement CT — Extracellular Volumeの略語
  • CTで心筋の細胞外容積分画(ECV)を定量的に評価する手法
  • 造影前後のCT値(HU)の変化量を測定しヘマトクリット補正
  • 延長する病態 ➜ 心筋線維化,心筋浮腫,アミロイド沈着など
  • 短縮する病態 ➜ 心筋への脂質や鉄成分の沈着または出血など
  • 正常目安:25〜28%(心アミロイドーシスで著増は特に有用)


項目 CT-ECV(LIE CT-ECV) MRI-ECV(LGE-MRI / T1 mapping)
造影剤 ヨード ガドリニウム
空間分解能 高い やや低い
軟部組織コントラスト やや劣る 優れる
検査時間 短い(数分) 長い(30分〜)
放射線被曝 あり なし
ペースメーカー・ICD 原則使用可 制限あり(条件付き対応機種を除く)
冠動脈同時評価 可能(冠動脈CTと同時施行) 困難

- 重度の大動脈弁狭窄症の80歳男性例 -

(投稿者 川崎)

2026-06-14

SPIKES:悪い知らせの告知法

👀 SPIKES
  • がん告知・予後告知の場面で用いられる構造化コミュニケーション技法
  • 本プロトコルは6段階で構成されており(下表)、SPIKESはその頭文字
  • 米MDアンダーソンがんセンターのWalter Baileらが2000年に提唱(
  • 癌以外の予後不良の伝達・治療中止の説明・ICUでの家族面談にも応用
  • 医学教育(OSCE)でも使用され、患者満足と医師ストレス軽減で有効


(投稿者 川崎)

2026-06-13

ウンナ母斑(単純性母斑) Unna's nevus(Nevus simplex)

  • 皮膚内に認める胎児期血液循環の遺残(拡張した毛細血管)
  • 名前の由来はドイツの皮膚科医 Unna PG の報告(1884年)
  • 新生児の約40%に認める平坦な薄いピンクの赤あざ(下図)
  • 部位は後頚部(81%)が最多で、眼瞼(45%)、眉間(33%)
  • 児の啼泣や努責時には血管がさらに拡張して色が濃くなる
  • 1歳半程で半数は自然消失するが残りの半数はその後も残存
  • 鑑別診断:ポートワインステイン(ポートワイン母斑)他


ウンナ母斑 vs ポートワイン母斑(AI作成)
項目 ウンナ母斑(Nevus simplex) ポートワイン母斑(Port-wine stain)
別名 サーモンパッチ、コウノトリのくちばしの跡、Nevus flammeus nuchae Nevus flammeus、単純性血管腫(毛細血管奇形)
病態分類 毛細血管拡張(胎児期血液循環の遺残) 毛細血管奇形(capillary malformation)
主な発生部位 後頚部・うなじ(81%)、眼瞼(45%)、眉間(33%) 顔面(三叉神経領域)、体幹・四肢にも
部位の特徴 正中部・両側性が多い 側方・片側性が多い
色調 淡いピンク〜サーモン色 濃い赤〜紫赤色
境界 不明瞭 明瞭・シャープ
隆起 なし(平坦) 幼少期は平坦、加齢とともに肥厚・結節化
圧迫退色(blanching) あり あり(不完全なこともある)
啼泣・温熱時 一時的に色が濃くなる(生理的反応) 変化は乏しい
頻度 新生児の約 40%(最も頻度の高い血管異常) 新生児の約 0.3%
自然消退 顔面:約18か月で多くが消退
後頚部:約半数が残存
なし(生涯持続・加齢で悪化)
組織学的所見 真皮浅層の毛細血管拡張のみ
内皮増殖なし
真皮の毛細血管〜静脈系血管の拡張・蛇行
加齢で血管壁肥厚
遺伝子異常 通常なし GNAQ 体細胞モザイク変異(多くの場合)
関連症候群 通常なし
眉間の顕著な病変:Beckwith-Wiedemann症候群
仙尾部病変:潜在性二分脊椎の可能性
眼瞼・前額:Sturge-Weber症候群
下肢:Klippel-Trenaunay症候群
眼合併症(緑内障)
診断方法 臨床診断(検査不要)
仙尾部病変は超音波・MRI を考慮
臨床診断が基本
眼瞼・前額部は眼科紹介・頭部MRI
治療 基本的に不要
目立つ場合:パルス色素レーザー(PDL)
パルス色素レーザー(PDL)が第一選択
早期開始が推奨される
レーザー反応性 良好(通常 1〜2 回で消退) 複数回を要することが多い(部位・深さによる)

※この表はAI(Claude)により作成


(投稿者 川崎)

2026-06-12

QT延長

  • 先日、一過性にQT延長を指摘された症例を経験しました。どうやら片頭痛時に使用していたトリプタン系(5-HT1B/1D 受容体作動薬)が原因と思われます。
  • QT延長には様々な原因が知られています。頭を整理する意味で、生成AIに「QT延長の原因を一枚のスライドにまとめてください」と依頼してみました(以下)

(ChatGPTによる生成で重要情報は要確認)

(投稿者 川崎)

2026-06-11

今週の一枚 🎯

息切れ増悪で呼吸器内科から紹介(座位)

🐣 解説
  • 目立つ胸鎖乳突筋はCOPDに合致
  • その奥に右内頚静脈の陥凹(矢印)
  • 吸気負荷で拍動上縁の上昇(矢頭)
  • 診断は心不全の合併(COPD安定)

🐔 独り言

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(投稿者 川崎)

2026-06-10

フレンチ(6Frなど)とは?

(出力:生成AI、Claude sonnet4.6)

👻 おまけ
  • シースは内径を表し、カテーテルは外径を表すため、7Frシースに7Frカテーテルが挿入可
  • 考案者 Joseph-Frédéric-Benoît Charrière(1803〜1876)はスイス生まれの医療器具開発者
  • 彼がフランス人(1843年に国籍取得)+名前の一部(Frédéric)にちなんでFr(らしい)
  • 針の太さの単位ゲージは1インチに何本の針が並べられるか(22Gなら1インチに22本の針)

(投稿者 川崎)

2026-06-09

復習🚨急性期脳梗塞治療

  • 発症から4.5時間以内である脳梗塞患者にはt-PA静注療法を考慮
  • 発症時間が不明例も少なくない(脳梗塞の約1/4は睡眠中に発症)
  • この場合,発症時間は最終健常確認時間(健常が目撃された最終)
  • ただしDWI高-FLAIR正常(ミスマッチ)は発症4.5時間以内を示唆
  • 脳主幹動脈閉塞で発症6時間以内ならt-PA静注に加え血栓回収療法


t-PA静注4.5時間と血栓回収6時間の根拠

(投稿者 川崎)

2026-06-08

循環器フィジカル - 100本ノック -


循環器領域の身体所見を学習するために作成された無料アプリ「循環器フィジカル -100本ノック-」の動画版です.2026年4月から循環器Physical Examination講習会の公式SNSに毎週金曜日にアップしています.こちらのコンテンツにも2週分ずつまとめてアップします.

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心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

(投稿者 川崎)

2026-06-07

デニー・モルガン徴候(Dennie-Morgan徴候)

  • アトピー性眼瞼炎の慢性期に認める下眼瞼の皺で眼瞼を掻破している徴候
  • 米国の皮膚科医Dennie CCが記載し、同僚Morgan Dが1948年に報告(
  • 類似はヘルトーゲ(Hertoghe)徴候で掻破で眉毛が擦り切れ外側部が疎毛
  • 痒みで顔面を繰り返し叩打すると、網膜剥離や白内障などの眼合併症あり


(投稿者 川崎)

2026-06-06

Konno operation 今野手術

  • 東京女子医大附属日本心臓血圧研究所(心研)の心臓外科医である今野草二先生が開発した、Patient-prosthesis mismatchを回避することを目的とした手術方法(J Thorac Cardiovasc Surg 1975;70:909-17
  • 基本術式は、大動脈基部前壁の縦切開と右室流出路の横切開をつなぎ、右室流出路の心室中隔に切り込む左室流出路を拡大し、aorto-ventriculoplastyパッチをプレジェット付き糸で心室中隔切開縁に縫着(下図)

- 今野(コンノ)手術 -

(投稿者 川崎)

2026-06-05

地域包括:ケア病棟 vs 医療病棟

  • 先日、両者を混同していることが分かったのでAIに頼んで表にしてもらいました。真偽は要確認ですが…(根本的な考えは以下のようです)
    • 地域包括ケア病棟 → 「急性期後の回復・在宅復帰支援」が主軸
    • 地域包括医療病棟 → 「高齢者の急性期医療そのもの」を担う(より上流)

項目 地域包括ケア病棟 地域包括医療病棟
創設年 2014年(平成26年) 2024年(令和6年)
主な目的 急性期治療後の受け皿・在宅復帰支援 高齢者の急性疾患への急性期医療+早期リハビリ・生活支援
対象患者 急性期病棟からの転棟、在宅・施設からの緊急入院 主に高齢の救急患者(肺炎・尿路感染・骨折など)
医療の位置づけ ポストアキュート・サブアキュート 急性期医療そのもの(より上流)
看護配置 13対1以上 10対1以上
在宅復帰率の要件 72.5%以上 80%以上
ADL・生活支援 在宅復帰に向けた支援 入院早期からのADL維持・向上を重視
医療密度 比較的低め 高め(急性期対応が必要)


(投稿者 川崎)

2026-06-04

今週の一枚 🎯

発熱と倦怠感で入院/側頭部の痛み?に対しエコー実施(頭皮)


(投稿者 川崎)

2026-06-03

WISC-V(ウィスク・ファイブ)

  • ウェクスラー式知能検査の一つでWISCは児童向け(5歳~16歳)
  • WISCとはWechsler Intelligence Scale for Childrenの頭文字の略
  • WISCの検査ではIQ(知能指数)に加え全般的な認知能力も確認
  • WISCは10種の基本検査と5種の補助検査の計15種検査から構成
  • 医療機関で保険適用で検査を受ける場合の費用は1,500円程度
  • 結果:パーセンタイルが30なら同年齢100人の集団で下から30番
  • 当日コンディションなどに左右されるため一度の受検で確定難


WISC-V 主要指標

略称 指標名 測定する能力
VCI 言語理解 語彙力・文法理解・情報処理
VSI 視空間 視覚情報の解釈・空間認識
FRI 流動性推理 抽象的思考・問題解決
WMI ワーキングメモリー 情報の一時保持・活用
PSI 処理速度 情報処理の速さ

(投稿者 川崎)

2026-06-02

Holster Sign(ホルスター徴候)

  • 皮膚筋炎(Dermatomyositis: DM)で、大腿外側から腰部にかけて帯状に生じる紅斑・色素沈着・落屑の皮膚所見
  • 拳銃を腰に携帯するための革製ケース(ホルスター、芳名は拳銃嚢) の位置・形状に皮疹の分布が一致するため命名
  • 117名の皮膚筋炎症例を対象とした調査で、Holster signの陽性率は78.5%(22/28例)であり、特異度は91%と高値
  • ショール徴候(Vネックサイン)やGottron丘疹、Heliotrope rashと比較して感度は同等であるが、特異度は最も高い


皮膚筋炎例のホルスター徴候

(投稿者 川崎)

2026-06-01

フェノコピー Phenocopy

  • pheno(表現型)+ copy(複製)の合成語で、芳名は表現型模倣など
  • 遺伝子型は異なるが、環境要因により同じ表現型が現れる現象のこと
  • 類語にジェノコピー(Genocopy): 異なる遺伝子変異で同じ表現型
  • Phenocopy=環境の遺伝子模倣、Genocopy=遺伝子同士の相互模倣

👬 臨床現場での実例
  • 肥大型心筋症は遺伝子の異常に関連する心肥大と考えられるが、高血圧性心疾患や大動脈弁狭窄症、スポーツ心臓、心臓アミロイドーシス、ファブリー病などもよく似た左室形態を呈する(phenocopy 現象)。よって肥大型心筋と診断する時には、これらのフェノコピー疾患を除外する必要がある。

(投稿者 川崎)