心電図 ➜ 広い範囲で水平型のST低下
冠動脈 ➜ 回旋枝の中間部に高度狭窄(矢印)と遠位部の造影遅延
- 心筋虚血時にプレカリクレインが活性化されてキニノーゲンからブラジキニンなどが産生され疼痛が出現
- 一方,ブラジキニンは強力な血管平滑筋弛緩作用があり血管を拡張させて血圧を低下させる作用も有する
- 本例のようなユニークな症状は虚血性心疾患症例で少なくない(上記のブラジキニン作用などで説明可能)
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walk-through phenomenon, 通り抜け現象
(投稿者 川崎)
上司よりコメントを頂きましたので記載しておきます
返信削除”walk through 現象”と呼ばれていることかと思いますが、spasmと側副路の関与
を考察した論文がいくつかあったように記憶します。
warm-up anginaとも言われているようです
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