CTクイズ
- 突然発症の下腹部痛でERに来院した症例の腹部CT（左，単純／右，造影：ダイナミックではない）
- 肝臓のS5とS6のSOL（space occupying lesion, 占拠性病変）➜ 血管腫の疑い
- 本例の下腹部痛は最終的に卵巣出血によると考えられたため産婦人科に紹介した
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現場実況
- 強く造影される肝腫瘍に取り付かれてしまい（アンカリング・バイアス），「肝癌の破裂もしくは外傷性肝損傷か？」などと安易に考えてしまった（反省）．もう一度診察をすると，右季肋部には自発痛や圧痛は全くなし．問診で以前に大きい「血管の塊」が肝臓にあると指摘されたことがあることも判明．
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（投稿者 川崎）
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