このブログを検索

2021-03-15

ちょっとした工夫

心電図異常で来院した中年男性

😛 所見の解説
  • (左) 傍胸骨に置かれた聴診器のヘッドがわずかに動いている?
  • しかし聴診器のヘッドよりもチューブ中央を見ると拍動が明瞭
  • 本例は抬起性(圧負荷)よりもタッピング(容量負荷)と判定
  • 実際に心エコー図でも右室の拡大を認めた(肺高血圧はなし)

😜 復習
  • 視診より触診の方が分かりやすいことは言うまでもない(関西風命名:触ってナンボの法則再登場:触ってナンボの法則
  • しかし抬起性かタッピングが迷うことも少なくない.このような時には視診の活用も悪くない.抬起性拍動ではチューブの動きは全く異なる(実例
  • 胸壁の薄い健常若者では正常でもタッピングを認めるから,普段から確認してタッピングの触診や視診(チューブ)に慣れておくことも重要と思う

心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

(投稿者 川崎)

0 件のコメント:

コメントを投稿