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2022-12-06

ブルンベルグ徴候 Blumberg's sign

今更のブルンベルグ徴候ですが,少し混乱してきたので頭の整理も兼ねて...😨

👥 ブルンベルグ徴候(Blumberg's sign)
  • 腹壁を用手的に圧迫後,手を急に離す時に鋭い疼痛(反跳痛/rebound tenderness)があれば陽性.腹膜炎を示唆する腹膜刺激症状の一つで,虫垂炎や腹膜炎、子宮外妊娠などで生じる.
  • ドイツの外科医・産婦人科医 Jacob Moritz Blumberg(1873–1955)の初報に由来(Blumberg JM. Ein neues diagnostisches Symptom bei Appendicitis. Münchener medizinische Wochenschrift. 1907;54: 1177-8)
  • 圧迫部位は問わない.類似した所見には筋性防御(muscular defense),左側臥位で増強する圧痛のローゼンシュタイン徴候(Rosenstein's sign),左下腹部圧迫で生じる右下腹部の圧痛であるロブシング徴候(Rovsing's sign)などがある.

👤 部位が問われる所見
  • 虫垂炎を示唆する所見として,ランツ(Lanz)圧痛点(上前腸骨棘を結ぶ直線の右1/3分割点),マックバーネー(McBurney)圧痛点(右上前腸骨棘と臍を結ぶ線の右1/3分割点),キュンメル(Kummel)圧痛点(臍の右下方1~2cm),モンロー(Munro)圧痛点(右上前腸骨棘と臍を結ぶ線の中点)などがあります.

💁 虫垂炎に関する過去の投稿 ➜ コチラ

(投稿者 川崎)

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