このブログを検索

2024-04-22

聴診器

Ogawa S, Namino F, Mori T, Sato G, Yamakawa T, Saito S. AI diagnosis of heart sounds differentiated with super StethoScope. J Cardiol. 2024 Apr;83(4):265-271.



心音図検査装置である超聴診器AMI株式会社)は、(1) 心拍数の変動を検出するための心電図と心音の同時収集、(2) 可聴周波数帯域での最適化されたS/N比、および (3) 信号の取得が可能である。不可聴周波数範囲を含む心音データを視覚化する機能により、遠隔聴診中に音質の変化による影響を受けることなく定量的な結果を提供することができる。心臓専門医が確認した心音の8つの一般的な臨床所見(全収縮期雑音、収縮後期雑音、収縮期駆出性雑音、拡張期逆流性雑音、拡張早期雑音、往復雑音、S3、および S4)の正解率は84.4 %で、S3とS4の正解率は100%であった。


😊 独り言
  • 当院で使用している心機図検査装置 MES-1000(フクダ電子株式会社)はとても優れた装置ですが,残念ながら現在は販売されていません.壊れたらどうしよう...😨
  • 上記研究の心音図検査装置AMI‐SSS01シリーズ(AMI株式会社)は当院未導入ですが,デモをしていただいたことがあります.とても使い勝手が良くて本当に驚きました.
  • 本機は心音図のみで心機図(心尖拍動や頸静脈波形,頸動脈拍動など)は記録できませんが,AIの診断サポートはとても魅力的です.今後の発展と普及に期待しています.

心臓Physical Examination広場とのマルチポストです 🎶

(投稿者 川崎)

0 件のコメント:

コメントを投稿