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2023-11-30
今週の一枚 🎯
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右下腹部痛例 ( ブルンベルグ徴候 陽性) 💘 解説 虫垂が軽度に腫大している (赤矢印) 内部に糞石を疑う高吸収領域がある 周囲の脂肪織濃度の上昇は不明瞭? 穿孔や膿瘍形成を示唆する所見...
2023-11-29
シアトル心不全モデル Seattle Heart Failure Model: SHFM
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ワシントン大学(シアトル)Levyらの心不全予後予測モデル( Circulation 2006;113:1424-33 ) 容易に入手できるデータを用い1年後,2年後,5年後の生存率などを予想できる(下図参照) ...
2023-11-28
心電図マイスターへの道 ③
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上室期外収縮 PAC の起源 P波:V1陰性=右房起源:下壁誘導が上方なら上大静脈,下方なら冠静脈洞 P波:V1陽性=左房起源:I&L誘導が陽性なら右肺静脈(下壁誘導が上方なら上肺静脈,下方なら下肺静脈),I&L誘導が陰性なら左肺静脈...
2023-11-27
胸鎖乳突筋 Sternocleidomastoid muscle
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軽労作での息切れで来院した症例(体位は座位) 🐤 解説 座位で内頸静脈の明瞭な拍動を視認可 ➜ 中心静脈圧は高度に上昇 拍動は隆起ではなくて陥凹で不規則と思われる ➜ 心房細動の疑い 吸気負荷の...
2023-11-26
ラミナリア
桿
かん
Laminaria tent
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昆布の一種である乾燥したラミナリアの茎で作られた細い棒 子宮頸管の拡張目的に用いられる医療機器(子宮頸管拡張器) 12〜24時間で凡そ2~3倍に膨張(挿入後24時間以内に抜去) 外科的中絶前,初産婦の頸管未熟例,婦人科疾患処置前など ...
2023-11-25
黄色肉芽腫性腎盂腎炎 Xanthogranulomatous pyelonephritis
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概要 慢性腎盂腎炎の亜型で尿路閉塞や慢性感染に関連することが多い病態 命名 脂質を多く含んだマクロファージ浸潤が病理切片で黄色に見えるため 感染 起因菌は尿路感染と同じ(大腸菌,ミラビリス...
2023-11-24
右心カテーテル
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最近では右心カテーテルを行う機会はめっきり減少しました.しかし頸静脈所見を解釈するためには,右心カテーテルで得られる圧波形を知っておくことが重要です.少し前にSNSで目にした論文 ( * )が気になったため, 右心カテーテルの歴史と代表的な波形を復習...
2023-11-23
周期性嘔吐症 Cyclic vomiting syndrome: CVS
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概要 数日の嘔吐発作を周期的にくり返す小児に多くみられる病態 疫学 発症年齢の中央値は4.8歳で,僅かに男性に多く白人では2% 別名 アセトン血性嘔吐症やケトン血性嘔吐症など(昔は 自家中毒 ) 誘因 心...
2023-11-22
今週の一枚 🎯
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消化管の進行癌症例 🔍 解説 骨盤内に遊離ガス ➜ 癌原発巣の穿孔の疑い よく見ると腹壁や臀部にも著明な皮下気腫? 肺野条件 にするとガスが明瞭になる(下図...
2023-11-21
頭部脳回転状皮膚 Cutis Verticis Gyrata: CVG
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頭皮軟組織の過剰肥厚で脳のような外観を呈する病態 初報は1837年にフランスの皮膚科医である JLM Alibert 隆起部は硬く圧を加えても平らにすることはできない 頭皮の中央〜後部に多いが頭皮全体に及ぶこと...
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