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2018-10-18

抗MRSA薬

  • 入院症例から検出されたブドウ球菌の50%以上がMRSA
  • 外来患者から検出されるMRSAはブドウ球菌の20〜30%

略記号 名称特徴
VCMバンコマイシンTDM要,腎機能障害,髄膜への移行性良好
TEICテイコプラニンTDM要,日本で開発,VCMより少ない腎障害
LZDリネゾリド静菌的,高価(6〜7万/日),内服あり,最終兵器
ABK アルベカシンTDM要,日本で開発,AG系でグラム陰性菌にも有効
DAP ダプトマイシン最新,肺サーファクタントで不活化され肺炎には無効
※その他の抗MRSA薬 ⏩ ST合剤リファンピシンクリンダマイシン,ミノサイクリ

💟 腎機能で調整不要な抗菌薬 ➜ コチラ

(投稿者 山根/川崎)

1 件のコメント:

  1. LZD(ザイボックスⓇ注射用,錠)は腎毒性が低いので,腎機能障害時にも適応しやすく用量の調整も原則不要

    DPT(キュビシンⓇ静注用)は腎排泄型の薬剤だが,軽~中等度までの腎機能障害患者では用量調整は不要.高度の腎障害患者では隔日投与などが必要

    参考)日内会誌 2012;101:1085-91

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