- 通常は接している僧帽弁輪と心筋基部が離れている(dislodgement or detachment)状態のこと(数mm~時に1㎝程度以上)
- 日本語訳は未確立であるが僧帽弁輪disjunctionと表記されることがある(あえて日本語だけに訳してみるなら僧帽弁輪分離?)
- MADの報告は昔からあり(例:N Engl J Med 1986;314:535-40),弁逸脱症候(Floppy Mitral Valveやバーロー症候群)と関連
- 僧帽弁逸脱156例での検討 ➜ MADの頻度は42%で平均離接8.9mm,87度)(JACC Cardiovasc Imaging 2017;10:1424-33)
(黄色矢印が僧帽弁輪で赤部分が心筋から離れている:JACC Cardiovasc Imaging 2017;10:1434-6)
(AとBは健常者でCとDはMAD症例:JACC Cardiovasc Imaging 2017;10:1424-33)
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(投稿者 大貫/川崎)
心エコー図のエキスパートの先生から,本病態はバーロー症候群でよく見かけるとお聞きしました
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