とはいえ、ガスの多い腸管はやはりエコーは不得意ではある。
STEP1 回盲部を探そう
・まず腸腰筋と腸骨動静脈を探す(横走査)
・その上の腸管が回腸末端
・縱走査にしてバウヒン弁がターゲットサイン様に見えるかを確認。
STEP2 虫垂を探そう
・多くはバウヒンより下部に虫垂は存在するので探してみよう
STEP3 間接サインの有無
・上行結腸が拡張し、泥状-水様便を認める
・糞石(憩室にもある)
・周囲腸管の浮腫
・周囲のリンパ節腫大
STEP4 直接サインの有無
・虫垂が腫大し腸軸でソーセージ様、短軸では円形で、虫垂間膜が虫垂周囲に認める
ガスが多い場合は圧迫も重要。いくら非侵襲の検査でも痛がらせるのは侵襲的。過度に痛みある場合は深追いは避けよう。ただし、その付近に虫垂はいるぞ!
正常な虫垂は同定困難なケースも多いです。とりあえず、BED サイド エコーの習慣をつけましょう。
(投稿者 國枝)
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