原因
- 胃疾患や異物,薬物による粘膜損傷から細菌侵入
- 抜歯後や上気道炎などの感染巣から血行性感染
- 膵炎や胆嚢炎など近接臓器から炎症の直接波及
- 成因が特定できないあるいは不明である特発性
- 急性期は悪寒・発熱・上腹部痛・悪心・嘔吐
- 慢性期は食欲不振・上腹部不快感など
- 従来より観血的治療法を第一選択にすべきという報告が多い
- しかし近年保存的治療法(抗菌薬)による治癒例も散見される
参考 急性胃蜂窩織炎の1例 日消誌 1999;96:1226-1270
⇒ 各種画像検査で胃体部にびまん性の壁肥厚所見を認め,胃粘膜生検部位から膿汁の流出(後に化膿性連鎖球菌と大腸菌と判明)があったため胃蜂窩織炎と診断して,抗生物質(SBT/ABPC)の投与で手術を回避できた症例報告
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿