高額であり、市場規模の極めて大きな薬剤であるため、国民皆保険維持の観点から、最適使用を推進し薬剤に係る給付の適正化を図る目的で、厚生労働省より最適使用推進ガイドラインが策定されている。
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0028.html
興味深いことに、このガイドラインでは、施設要件として、下記を満たす医師が所属していることが挙げられている。
医師免許取得後、満6年以上の臨床研修歴を有すること。また、6年のうち3年以上は循環器診療又は動脈硬化学に関する臨床研修歴を有すること。 |
エピペンやノルスパンテープ、ADPKDに対するサムスカなど、処方の際にe-learningが必要な薬剤はあったが、医師免許取得後の研修年数等が条件となるのは初めてのことである。
現在ガイドラインが策定されている下記4薬剤については同様に条件がある。
薬効 | 薬品名 | 一般名 | 薬価 |
免疫チェックポイント阻害薬 | オプジーボ点滴静注 | ニボルマブ | 20mg:75,100円 100mg:364,925円 |
キイトルーダ点滴静注 | ペムブロリズマブ | 20mg注:84,488円 100mg注:410,541円 |
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PCSK9阻害薬 | レパーサ皮下注 | エボロクマブ | 140mg注:22,948円 |
プラルエント皮下注 | アリロクマブ | 75mg注:22,948円 150mg注:44,481円 |
(投稿者 小森)
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