「軽 度」 肺尖が鎖骨レベルまたはそれより頭側にある。またはこれに準ずる程度。
「中等度」 軽度と高度の中間程度。
「高 度」 全虚脱またはこれに近いもの。
肺虚脱が軽度であり呼吸困難などの臨床所見が乏しい場合は経過観察とする。経過観察の目安として胸腔内圧を測定して陰圧であれば“空気漏れ”はないものと考えられ、改善の可能性があり、脱気または安静で経過を観察する。
肺虚脱が中等度以上であれば、胸腔ドレナージが望ましい。
体動で呼吸困難がある場合、血液ガス分析または動脈血酸素飽和度が低値の場合は穿刺あるいは胸腔ドレナージが必要である。
肺虚脱が高度であれば胸腔ドレナージが必要である。
自然気胸治療ガイドラインより
(投稿者 谷口)
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