- 研究の立案〜実施〜出版に至るあらゆる段階で様々な誤りが生じ得る
- 観察や分析の単純なミス〜悪意を持って意図的に行われるものがある
- 臨床医も研究に関わるため「研究公正と出版倫理」を学ぶことが重要
FFP=意図的に行われる特定の研究不正
- Fabrication(捏造):存在しないデータや研究成果を作成すること
- Falsification(改ざん):データ他を操作して真正でないものに加工
- Plagiarism(盗用):他の研究者のアイデアなどを了解や引用なく流用
- 研究の過程ではFFPの他に,QRP(Questionable Research Practices=疑わしい研究行為:研究記録の不誠実な保存や管理,学生への不誠実な研究指導等など)やQPP(Questionable Publication Practices=疑わしい出版行為:重複出版やサラミ出版など)があります.ちなみに臨床現場でFFPといえば,やはり新鮮凍結血漿(fresh frozen plasma)でしょうか...😅
- 不適切なオーサーシップも意識しておく必要があります.これには論文著者の要件を満たさないメンバーを著者として記載する「ギフト・オーサーシップ」だけでなく,要件を満たすにもかかわらず著者として記載しない「ゴースト・オーサーシップ」,あるいは本人の承諾なしに著者に加えることなどがあります.
💁 倫理に関する過去の投稿 ➜ コチラ
(投稿者 川崎)
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