http://www.minamitohoku.or.jp/expert/pdf/200805.pdf
腹部単純写真では異常が指摘できる場合は意義があるが、
異常が指摘できない場合は否定も肯定も出来ない状態と考えたほうが無難と考えます。
「臥位でもイレウスが診断できる」という言葉は語弊があり、せいぜい
「臥位でもイレウスが診断できることがある。知識と工夫によりその診断率は上がる」
くらいに理解しておくことを御勧めします。
なお、腹部単純写真で診断に有用なものとして (いろいろ寄せ集め)
腸閉塞
気腹
疼痛による側弯
仙腸関節の硬化影から仙腸関節炎
S状結腸捻転による Coffee bean sign
特徴的な結石から Meckel 憩室
直腸、腟内異物
静脈硬化性大腸炎
肺底部異常陰影
骨格奇形
などが挙げられています。
(投稿者 小谷)
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