意味は ”問診による全身スキャン” で,主訴と一見関係ないようなことも含む
患者自身が問題と認識していなくても,診断に重要である所見を見落とさないための問診テクニック
ROSは通常,現病歴の後,身体所見の前に列挙され,その多くは陰性所見(例,頭痛なし,耳鳴なし)
以下に例を示す(必ずしもすべてをカルテに記載する必要はない)
全身状態 | 発熱・寝汗・体重減少・倦怠感・耐寒性低下 |
皮膚 | 色調・紅斑・かゆみ・痛み・出血 |
頭/眼/耳/鼻/咽頭 | 頭痛・流涙・複視・耳鳴・耳閉感・鼻汁・腫脹・嗄声・リンパ節腫脹 |
胸部 | 咳・痰・喘鳴・呼吸困難・胸痛・動悸・起座呼吸 |
腹部 | 嚥下障害・胸やけ・嘔吐・吐血・腹満感・腹痛・便秘・下痢・下血・黒色便 |
泌尿器/生殖器 | 頻尿・多尿・排尿時痛・尿閉・失禁・残尿感・不正出血・腫脹・疼痛 |
末梢循環/骨格筋 | 浮腫・冷感・チアノーゼ・関節痛・関節腫脹・可動制限・麻痺・しびれ・振戦 |
(投稿者 川崎)
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