臓器障害または臓器灌流異常をともなう敗血症(重症敗血症)のうち,適切な輸液負荷を行っても低血圧が持続する状態。臓器灌流異常に基づく乳酸アシドーシス,乏尿,意識混濁などをともなう。低血圧は,収縮期血圧が90mmHg未満,あるいは通常よりも40mmHg以上の低下で診断されるが,強心剤や昇圧剤を使用している場合は必ずしも低血圧を呈していなくてもよい(ACCP/SCCM Consensus Conference, 1992)。
【おまけ】
ショック指数(SI = HR/sBP)は本来,外傷や出血症例における出血量を推定する式
敗血症の症例ではSIが正常値(0.5-0.7)でも「ショックではない」と言えないことがある
(投稿者 川崎)
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