後天性von Willebrand病2A型により消化管を中心に血管異形成が生じている
EC Heydeが1958年にN Eng J Medに報告したことからHeyde syndromeと命名
- 機序:弁狭窄部のずり応力でvon Willebrand因子が引き延ばされADAMTS13に切断されやすくなるため
- 頻度:高度大動脈狭窄症の約20%?(日常の循環器診療でハイド症候群を実感することは稀ですが・・・)
- 診断:血液検査でvon Willebrand因子のマルチマー解析を行い高分子マルチマーの減少・欠損を確認
- 治療:大動脈弁置換(出血部位の外科・内視鏡治療あるいはvon Willebrand因子の補充では不十分)
分かりやすい症例報告 ⇒ Heyde症候群の1例(心臓 2012;44:37-41) および Editorial Comment
(投稿者 川崎)
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