70代の米国女性がインドを訪問中に大腿骨を骨折して入院した.骨髄炎も併発したためインドの複数の病院で治療を受けた.その後,米国に戻ったが,創部からカルバペネム耐性腸内細菌(CRE)である Klebsiella pneumoniae が検出された.同細菌は米国で使用できる26種類の抗菌薬すべてに耐性であることが判明し,Pan-Resistant New Delhi Metallo-Beta-Lactamase-Producing Klebsiella pneumoniae と命名された(metallo-β-lactamase=MBLについては コチラ).この女性は敗血症のため帰国1ヵ月で死亡した.
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿