新名 ニューモシスチス・イロベチイ Pneumocystis jirovecii
イタリア人医師・細菌学者アントニオ・カリニ(Antonio Carini 1872–1950)がカリニを発見し,カリニ肺炎と長らく呼ばれていた.しかしヒトに病原性をもつニューモシスチスはカリニではなくイロベチイであることが判明した.命名はチェコの細菌学者・寄生虫学者オットー・イーロヴェッツ(Otto Jírovec 1907-1972)に由来する.
トリビア
- 現在はニューモシスチス・カリニ肺炎の代わりにニューモシスチス肺炎と呼ぶ
- 略語は昔と同じでPCP (Pneumocystis cariniii pneumonia ⇒ Pneumocystis pneumonia)
- ニューモシスティスは原虫と考えられていたが実は真菌の一種(子嚢菌門タフリナ菌亜門)
(投稿者 川崎)
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