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2017-07-07

自己炎症症候群 Autoinflammatory syndromes

自然免疫異常が炎症サイトカインを惹起し臓器障害に至る病態(獲得免疫の異常による自己免疫疾患とは異なる
三大項目:原因不明の炎症所見あり+高力価の自己抗体や自己反応性T細胞なし+先天的な自然免疫の異常あり
マクロファージや好中球,NK細胞が責任細胞と考えられ,皮膚や関節,消化管,漿膜,中枢神経などに症状が出現
英国リーズ大学の免疫学者McDermottが1999年に提唱した観念 (McDermott MF, et al. Cell. 1999;97:133-144

疾患例
  • 家族性地中海熱(FMF)
  • 高IgD症候群
  • TNF受容体関連周期熱症候群(TRAPS)
  • クリオピリン関連周期熱症候群
  • 成人発症型スティル病
  • 若年発症サルコイドーシス
  • クローン病
  • PAPA(化膿性関節炎・壊疽性膿皮症・座瘡)症候群
  • SAPHO症候群
  • 遺伝性血管性浮腫(HAE/C1インヒビター欠損症)
  • ベーチェット病
  • 痛風/偽痛風

(投稿者 川崎)

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