- 指標はEF (ejection fraction,左室駆出率:正常値60%以上)
- EFのカットオフは確立されていないが目安は40~50%未満
- heart failure with reduced ejection fraction(HFrEF:ヘフレフ)
- 男性に多い(例:心筋梗塞後,拡張型心筋症)
拡張機能不全の目安
- 指標はE/e' (イー・オーバー・イープライム:正常値8.0未満,単位なし)
- E/e' のカットオフは15より大きい場合に拡張障害とすることが多い
- heart failure with preserved ejection fraction(HFpEF:ヘフペフ)
- 高齢女性に多い(例:高血圧性心疾患)
ポイント
- 心不全を生じた症例の約半数は収縮機能(EF)が保たれている
- 収縮機能不全では基本的に拡張機能不全も伴う(逆は真ならず)
- 収縮機能不全と拡張機能不全の心不全例で予後に明らかな差なし
(投稿者 川崎)
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