対象 原発性肺癌908例中,癌性心膜炎を合併した27例(心膜開窓術を行った1例は除外済)
方法 心嚢穿刺のみ19例 vs 心膜穿刺後に心膜癒着療法を行った8例の予後を後ろ向きに検討
加入
- 心嚢液の排液後に癒着薬剤を投与し2時間クランプして開放・排液後にカテーテル抜去
- 使用した癒着薬剤はBleomycin 6例,OK432+Mitomycin C 1例,OK432 1例であった
- 心膜癒着療法群8例で癌性心膜炎診断後の生存期間が良好(3ヵ月 vs 1.2ヵ月,P=0.04) ➜ 下図左
- 心タンポナーデ合併11症例でも癒着群の生存期間が良好(4.6ヵ月 vs 1.0ヵ月,P=0.015) ➜ 下図右
注意
- 前向きの検討ではないため治療法の選択にバイアスがありえる
- 他の治療法として心膜開窓術との比較検討が行われていない
(投稿者 川崎)
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