1週間前の記録
緊急冠動脈造影で左前下行枝起始部の閉塞を確認 (診断:ステント血栓症による急性前壁梗塞)
ポイント
- ペースメーカ植込み後や左脚ブロック症例では通常ST-T部分の変化は判定できない
- 急性心筋梗塞が疑われる場合は以前の心電図と比較することが大切 ⇒ 他の自験例
- 急性心筋梗塞が疑われるが以前の記録が利用できない時には Sgarbossaの基準
- 本例ではV4誘導のST上昇が目立つ(上向きR波におけるST上昇は常に要注意)
- 心拍数の上昇がない点にも注目(前壁梗塞では通常頻脈だが本例は洞不全を合併)
(投稿者 川崎)
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