- 気管の左後方の食道内に異物を疑った(左図の赤矢印)
- 追加問診で,前日の夕食にステーキを食べたことが判明
- 上部消化管内視鏡で下部食道を閉塞する肉槐を認めた
- 内視鏡で胃内に肉槐を押し込んだ後は自覚症状が消失
ステーキハウス症候群
- 食物(摂取した異物/必ずしもステーキである必要はない)が食道を閉塞した病態
- 初報は(おそらく)Norton RAとKing GD (Lahey Clin Found Bull. 1963;13:55-9)
- Bckyard barbecue syndrome(裏庭バーベキュー症候群)と呼ばれることもある
- 治療は内視鏡による体外への摘出や胃内への押し込み,炭酸飲料(ガスで移動)
- 食道癌やウェブ,シャッキー輪,攣縮,ヘルニアなどの基礎疾患の有無に要注意
(投稿者 川崎)
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