通常はヘパリンで治療を開始して慢性期はヘパリンCa皮下注(ワルファリンは効果が不確実)
最近,エドキサバン(リクシアナ®)の本病態に対する有用性が示された
Hokusai VTE Cancer trial (N Engl J Med 2018;378:615-24)
- 対象 急性症候性または偶発的に発見された血栓症を有する担癌患者1,050名(その内1,046例をITT解析)
- 方法 低分子量ヘパリン後に経口エドキサバンと皮下ダルテパリンに割付(非盲検ランダム化非劣性試験)
- 結果 1年以内の血栓再発あるいは大出血はエドキサバン群12.8%,ダルテパリン群13.5%(ハザード比0.97)
- 結論 経口エドキサバンは静脈血栓を伴う担癌患者において皮下ダルテパリン(低分子ヘパリン)の代替薬
(投稿者 川崎)
0 件のコメント:
コメントを投稿