- ハイドロキシアパタイトの頸長筋腱への沈着とその吸収過程に伴う炎症反応に関連した病態
- Fahlgrenら(Nord Med 1963;70:1252)とHartley (J Bone Joint Surg Am 1964;46:1753-4)が報告
頸長筋腱(Longus colli muscle)は赤部分(パブリックドメイン)
- 症状 急激に発症する頸部痛,頸部可動制限,咽頭痛,嚥下痛など
- 疫学 10代~60代(平均42歳)で男女差なし(女性に多い報告もあり)
- 診断 レントゲンまたはCTで上位頸椎前方の頸長筋腱に石灰沈着
- 鑑別 咽後膿瘍,CDS(クラウンド・デンス症候群),髄膜炎 など
- 治療 対症療法(1~2週間の鎮痛剤など),稀にステロイド
- 予後 石灰化は1~2カ月程度で消失/再発は7%(29例中2例)
頸椎CTで環軸椎前方の石灰化(矢印) (耳鼻と臨床 2014;60:129-35)
🗿 整形外科を受診して耳鼻咽喉科で診断されることが多いようですがER対応も稀ではない❕
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